コンテの続投を願うGKブッフォン 「この関係が続いてほしい」

フランスでのテロ事件についても

イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンはユーロ後の退任を発表しているアントニオ・コンテ監督が大会後も指揮を執り続けることを望んだ。伊『football italia』が伝えている。

「コンテが選んできたメンバーは、もう既に彼が望んだ反応を見せていると思う。だからこれが続いてほしいと思うし、イタリアのためにも報われてほしい。監督との関係を続けていくために、僕たちはユーロで良い結果を望まなくてはね。イタリアはベルギーに敗れはしたが、世界で最も強いチームと同等の戦いをすることができていた」

13日に行われたベルギー代表との親善試合で1-3の敗戦を喫したイタリアだが、守護神ブッフォンはコンテの指導を信頼し、続投のために選手が奮起しなければならないと話した。同監督は2011年から2014年までユヴェントスを指揮していたため、ブッフォンとは現在も強い絆で結ばれている。
ブッフォンはあわせて、ベルギー戦と日を同じくしてパリで起きたテロ事件についても触れた。フランスは来年のユーロの開催国であり、120人以上の犠牲者を出した今回の無差別テロ事件を受けてホスト国としての立場を問われている。

「パリでの出来事はショックを与えるものだったし、(ユーロ開催の)準備ができていないという気持ちを湧かせるものだった。選手たちが恐れてはいけないという主張もあるが、それは現実的じゃない。最終的に僕たち市民を安心させ、安全を保証するのは政府だからね」

安全が保証されていなければサッカーどころではないと話したブッフォンだが、サッカーの持つ力への信頼も明かしている。

「機関だけでなく僕たちも団結しなくてはならない。フランスとイングランドの試合が開催させるという決断に僕は賛成だ。サッカーは団結、楽しさ、美しさ、そして平和を象徴するものだし、そうであるべきだからね」

フランスは開催が危ぶまれた17日のイングランド代表戦を行うことが14日に発表された。ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われるこの試合では、選手が喪章を巻き、黙祷を捧げる予定だ。

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