クラブ史に残る補強失敗!? 今季のジエゴ・コスタがF・トーレスより酷かった!
昨季から何があったのか
不振から抜け出せないコスタ photo/Getty Images
リーグ戦10試合で2ゴールと悲惨な成績のチェルシーFWジエゴ・コスタは、クラブ史に残る補強の失敗例と言われたFWフェルナンド・トーレスよりも酷い状態に陥っている。
英紙『デイリー・メール』によると、今季のコスタの得点率は14.29%で、440分に1ゴールしか決めない計算になっている。これは使えないFWのレッテルを貼られたトーレスよりも悪い。2011-12シーズンのトーレスは317分に1ゴール、2012-13シーズンは321分に1ゴール、2013-14シーズンは314分に1ゴールと今季のコスタよりはマシな成績を残している。唯一、加入初年度の2010-11シーズンだけ762分に1ゴールとコスタよりも悪い成績を記録している。
また、 チャンスメイクの数もトーレス以下だ。トーレスは2011年1月に加入したため、加入初年度は14試合にしか出場していない。出場時間は762分となっており、現在880分間出場しているコスタよりも118分少ない。そんな状況下でトーレスは13のチャンスを演出しているが、コスタは12だ。ゴールでもアシストでもチームに貢献できていない状態で、昨季のリーグ制覇の立役者が信じられないほどに落ち込んでいる。
チェルシーはトーレスの獲得に5000万ポンドを費やしたが、無駄な出費だったと言われている。一方のコスタは3200万ポンドを費やし、昨季はリーグ戦で20ゴールを挙げてチームの優勝に大きく貢献した。同メディアも、コスタの活躍がなければマンチェスター・シティに優勝を奪われていたかもしれないと伝えており、昨季のコスタが素晴らしい選手だったことは認めている。しかし今季のプレイでその評価は一変しており、クラブ史に残る補強の失敗例とまで言われ始めている。
ジョゼ・モウリーニョ監督が復活を諦めたトーレス以上に悪い成績を残しているコスタは、ここから復活することができるのだろうか。