13日のフランス対ドイツの一戦で脚光を浴びたのはマンチェスター・ユナイテッドFWアントニー・マルシャルだ。2014ワールドカップ王者のディフェンス網をドリブルでぶち抜き、アーセナルFWオリヴィエ・ジルーの得点をアシストしてみせた。しかし、ここで注目すべきはマルシャルだけではない。
英紙『メトロ』によると、ジルーはドイツ代表GKマヌエル・ノイアーから3試合連続でゴールを奪った史上初のプレイヤーとなった。まずは10月20日のチャンピオンズリーグで、後半29分にセットプレイに合わせて得点。チームの勝利を呼び込む貴重な先制点で、最強と思われた今季のバイエルンに黒星をつけた。さらに11月4日の2戦目ではアレクシス・サンチェスのクロスを胸でトラップし、ダイレクトボレーでノイアーの脇を抜く豪快なゴールを決めた。チームは1-5と大敗を喫したが、世界No.1GKの異名を持つノイアーにとって屈辱的なゴールだった。
そして今回の代表戦で3試合連続得点だ。ほとんどマルシャルの得点と呼べるものだったが、ジルーはノイアーと相性が良いのかもしれない。ジルーはシュートを何本も外したり、最近は何かと負の部分に目をつけられる選手だ。しかし同メディアは今回の記録は悪いものではない!とポジティブな記録であることを強調しており、今季のジルーが一味違うことをアピールしている。
アーセナルがこのままチャンピオンズリーグを落とせば、ノイアーとジルーが顔を合わせる機会は恐らくないだろう。それでも来年にはEUROの本大会があり、そこで対戦する可能性もある。ドイツと対戦する際には、迷わずジルーをスタメンで起用すべきだろう。