香川も入る!? ドルトムントを退団して失敗した6選手

残っておけばよかったのか

ファンタスティック4の活躍もあってバイエルンと互角のタイトルレースを展開しているドルトムントは、すでに今季終了後に主力選手がビッグクラブに引き抜かれるのではないかと囁かれている。ユヴェントスから狙われるMFイルカイ・ギュンドアン、バルセロナとレアル・マドリードから継続的にアプローチを受けているFWマルコ・ロイス、さらには今季に株を上げたFWピエール=エメリク・オバメヤンも引き抜かれるかもしれない。

しかし英『Squawka』はドルトムントから移籍して失敗した選手を紹介し、自制を促している。

1.ルーカス・バリオス
香川真司と前線で絡むことも多かった バリオスは、現在バイエルンで活躍するロベルト・レヴァンドフスキよりも序列は上だった。しかし徐々にポジションを奪われ始めると、そこから中国の広州恒大に移籍。欧州、南米からも離れたアジアを選択したことでキャリアは迷走した。

2.フィリップ・デゲン

ドルトムントで75試合に出場したデゲンは、リヴァプールへとキャリアアップを狙って移籍。ところが所属した3シーズンで出場はわずか7試合にとどまり、結局2010年にシュツットガルトへと戻ってきた。

3.ダビド・オドンコール

ドルトムントの下部組織出身選手だったオドンコールは、2006年にレアル・ベティスへと移籍。当時はワールドカップで高速ドリブルを披露して注目を集めたが、その後ドイツのアレマニア・アーヘンに復帰。負傷も重なった不運なキャリアだったが、ドイツに残っておく方が賢明だっただろう。

4.マルシオ・アモローゾ

2001-02シーズンにはドルトムントで得点王も獲得したアモローゾは、その後マラガ、サンパウロと渡ってミランへ移籍。しかしミランでは出場機会を与えられることはなかった。アモローゾはウディネーゼでも活躍したが、同メディアはドルトムント時代がピークの1つだったと述べている。

5.ヌリ・シャヒン

2010-11シーズンに選手投票によるブンデスリーガ最優秀選手に選ばれたシャヒンは、勢いそのままに2011年夏にレアル・マドリードへと移籍。しかし全く活躍することができず、リヴァプールへのレンタル移籍を挟んでドルトムントに復帰した。しかし現在も中盤はギュンドアンとヴァイグルで埋められており、付け入る隙は見当たらない。

6.マリオ・ゲッツェ

恐らくユルゲン・クロップの後悔の1つがゲッツェをバイエルンへ放出したことだろう。今でもゲッツェは才能ある選手だが、果たしてバイエルンへの移籍は正しい決断だったのだろうか。ドルトムント時代の方が輝いていたと感じている人も多いはずだ。

この中に香川真司も含まれていて不思議はないだろう。香川もマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したが、真のビッグクラブで挫折を味わった。指揮官の好みに合わなかったことも原因で、香川にとっては2014ワールドカップの時にベストパフォーマンスを忘れていたことも含め、苦い時期を過ごしてしまっている。

ビッグクラブが提示する破格の年俸に釣られるケースも珍しくないが、今後移籍を考えているギュンドアンは仲の良い香川に国外の環境を真剣に聞いておくべきだろう。その他の選手も移籍は慎重に決断した方がよさそうだ。

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