プランAになったウォルコット。ヴェンゲルが最も復帰を望む選手に

サイドアタッカーから絶対的なセンターフォワードに役割が変更

リーグ戦12試合で8勝2分2敗の勝ち点26と2位につけているアーセナルは、今季こそリーグタイトルを獲得できると期待されている。チャンピオンズリーグでバイエルンに1-5で敗れる残念な試合もあったが、ここまでの戦いはまずまずの内容だ。

しかし、アメリカ『ESPN』はこれを維持するにはFWテオ・ウォルコットの復帰が不可欠と伝えている。ウォルコットは10月27日のシェフィールド・ウェンズデイ戦で負傷し、11月中旬~12月には復帰する見込みだ。元々ウォルコットは負傷の多い選手だったが、これまでとは役割の重さが違う。これまではサイドを駆け上がるスピードスターの役割を担っていたが、今のアーセン・ヴェンゲルはウォルコットをセンターフォワードと捉えている。

メスト・エジル、ジョエル・キャンベル、アーロン・ラムジー、オクスレイド=チェンバレン、アレクシス・サンチェスらサイドハーフでプレイできる選手は多いものの、センターフォワードのオリヴィエ・ジルーのバックアッパーはいない状態だ。これまではしっかり負傷を治して戻ってきてくれというスタンスだったが、勝つためにはウォルコットに早く戻ってきてもらわないと困るレベルになっている。
今季はウォルコットに負けじとジルーも好調だが、同メディアはこれもウォルコットの存在が大きいと指摘する。スピードのウォルコットがプランAとするなら、高さとパワーのジルーはプランBだ。どちらを先発させてもヴェンゲルは試合途中で戦い方を変えることが可能で、今季のアーセナルにはオプションがある。ウォルコットが不在では攻撃の切り替えができず、相手チームも対応しやすくなるだろう。

プランBのジルーを活かすためにも、プランAのウォルコットの復帰は必要不可欠だ。何かと故障者に苦しめられるアーセナルだが、今季はウォルコットをシーズン終盤までキープしなければならない。

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