ファン・ハールを擁護するベッカム「5年の間に多くのことが変わった」

スタイルよりも大切なものがあると語る

元マンチェスター・ユナイテッドMFポール・スコールズ氏が積極的にファン・ハール批判を展開するように、現在のマンUは得点力不足や守備的との批判を受けることが多くなっている。結果はそれほど悪くはないが、決定機も少なく面白味に欠けるのは確かだ。しかし元マンUのデイビッド・ベッカム氏は、スタイルよりも大切なものがあるとファン・ハールを擁護している。

英紙『デイリー・ミラー』によると、ベッカム氏はアレックス・ファーガソン退任以降の混乱が原因でスタイルを植え付けるのは難しいとの考えを持っている。そしてスタイルよりも大切なものがあると語り、マンUに根付く伝統に触れている。

「ここではトロフィーを勝ち取るだけじゃなく、スタイルも求められる。それはこのクラブに埋め込まれているものだ。僕たちはいつも確固たるスタイルと、情熱を持ってプレイしていた。マンUでプレイしたり、クラブに関わりのある人間はそれに気づくことになる。スタイルは重要だけど、情熱を持ってプレイしないといけない。スコールズがこれに同意するかは知らないよ。みんなそれぞれ自分の意見を持っているからね」
「サポーターは常にこのクラブがトロフィーを勝ち取るところを見たがっている。でも、ここ5年の間に多くのことが変わったんだ。ボスは出て行ったし、ギグスやスコールズもキャリアを終えた。本当に多くのことが変わったんだ。僕たちは非常に多くの成功を収めたけど、時代が変わるときには難しいことが起こるものだよ。特にマンUのようなクラブはね」

同氏の指摘通りファーガソンの時代にはチームに根付いた確固たるスタイルがあった。しかしデイビッド・モイーズ、ファン・ハールと変わっていくうちにチームの顔ぶれもスタイルも大きく変わった。今のマンUは新たなスタイルを探している最中で、楽しめるスタイルで戦えというのは無茶なのかもしれない。

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