ヴェンゲルはガンジーがお好き!? 「インドの文化が好きだ」

自らの政治的価値観を語る

偉大な人物同士というのは共鳴し合うものなのか。少なくとも、アーセナル指揮官アーセン・ヴェンゲルはガンジーのことを尊敬しているようだ。

アーセナルのクラブ公式サイトのインタビューに応じたヴェンゲルは次のように語った。

「私にとってマハトマ・ガンジーこそ特別な人間だ。まだ若い頃、彼が居たからこそインドの文化が大好きになったよ。未熟な発想を持った人間ならば、暴力を暴力で押さえつけようとする。しかしながら平和をもたらしてきた人間が存在したということを忘れてはならない。彼らは特殊な文化を構成し、独自の社会を持っている。私はそれにとても惹かれているよ」
ガンジーといえばノーベル平和賞に5度もノミネートされた過去を持つ、インドの政治指導者だ。11日にはインド歴の新年を祝した三大祭のひとつ、ディーワーリーが開催され、多くの国民が祈りを捧げた。

暴力反対をモットーに掲げる平和主義者ガンジーの哲学に、イングランドサッカー界の重鎮もまた感銘を受けているようで、普段ならあまり語ることのない政治学について、自らの価値観を語った。人格者としても知られ、若手の育成に定評のあるヴェンゲル監督だが、思いもよらない方面から影響を受けていたのかもしれない。

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