7日のマインツ戦を0-2で落としたヴォルフスブルクは、勝ち点21で首位バイエルンに13点差をつけられてしまった。今夏にMFケビン・デ・ブライネをマンチェスター・シティに引き抜かれた影響は大きく、もはやバイエルンと張り合えるレベルにはない。では、もしデ・ブライネら近年のスター選手が引き抜かれていなかった場合は張り合えたのか。英メディア『Squawka』は現在所属しているメンバーと退団組を混ぜたベストイレブンを結成し、バイエルンと張り合えるチームを作り上げている。今回はFWが豪華だったこともあり、システムはオーソドックスな[4-4-2]となっている。
GK:ディエゴ・ベナーリオ
ここは問題ない。マヌエル・ノイアーと比較すると劣る部分はあるものの、ブンデスリーガを代表するGKだ。
DF:(右から)アンドレア・バルザッリ、ナウド、ダンテ、リカルド・ロドリゲス
イタリア一筋に見えるユヴェントスDFバルザッリは、2008年から2011年までヴォルフスブルクでプレイしていた経験を持つ。ダンテはバイエルンから獲得した実力者で、ブンデスリーガでの経験も充分だ。少し展開力に欠けるDFラインだが、パワー勝負なら負けない4枚だ。
ボランチ:ジエゴ、ルイス・グスタボ
こちらもバイエルンから獲得したグスタボはブラジル代表でも信頼される潰し屋だ。相棒のジエゴはヴォルフスブルクで一時代を築いた選手で 、攻撃面の才能はトップレベルでも充分に通用する。
右サイドハーフ:ケビン・デ・ブライネ
昨季のアシストモンスターを忘れるわけにはいかない。マンCでも変わらず活躍している姿を見ると、ヴォルフスブルクサポーターはやりきれない気分だろう。
左サイドハーフ:ユリアン・ドラクスラー
そのデ・ブルイネの後釜に獲得されたのがドラクスラーだ。彼もドイツを代表するアタッカーで、才能はデ・ブライネにも負けていない。バイエルン相手にも充分に通用する選手だ。
2トップ:エディン・ジェコ、マリオ・マンジュキッチ
ジェコはヴォルフスブルクでリーグ制覇を経験した選手で、ヴォルフスブルクでその名を世界に轟かせた。マンジュキッチもヴォルフスブルクでの活躍が認められてバイエルンへ移籍した経緯があり、2人ともこのクラブがブレイクのきっかけとなった。
バックアッパー:DFシモン・ケアー、クリスティアン・トレーシュ、MFアンドレ・シュールレ、イヴァン・ペリシッチ、ズヴェズダン・ミシモビッチ、ジョシュア・ギラボギ、FWオバフェミ・マルティンス、グラフィッチ、マックス・クルーゼ、バス・ドスト
今のバイエルンは攻守ともに豪華なチームだが、このイレブンも攻撃陣は全く引けを取っていない。バイエルンの守備陣相手でも得点を奪うことは可能だろう。また、これだけ身長の高いメンバーが揃っていればデ・ブライネのセットプレイからの得点も望める 。これならバイエルンと優勝を争えるだろうか。