これは事件だ! 佐藤寿人が約6年ぶりに……

Jリーグ史上最もゴールを挙げたストライカーに

11月7日に行われた明治安田生命J1リーグ2ndステージ第16節、ガンバ大阪vsサンフレッチェ広島の試合で“事件”が起きた。その事件とは、サンフレッチェ広島のエース・佐藤寿人が約6年ぶりに警告を受けたのだ。

事件が起きたのは33分。佐藤寿人は、広島の最終ラインから上がった浮き球を競りに行くが、競り合ったMF井手口陽介に対するアフターファールを取られる。飯田主審は迷わず佐藤寿人にイエローカードを提示した。佐藤寿人にとっては、2009年10月25日に開催されたJ1第30節の川崎フロンターレ戦以来となるイエローカードとなり、連続無警告の記録は193試合でストップした。

佐藤寿人は、2007年、2012年、2013年に、1年間を通して無警告・無退場だった選手から選出されるフェアプレー個人賞を受賞。サンフレッチェ広島はチームとしても2012〜2014年の3年連続でフェアプレー賞を受賞している。
約6年ぶりにイエローカードをもらってしまい、偉大な記録が途絶えた佐藤寿人だが、最終節では他の偉大な記録を達成するチャンスがある。それはJリーグ史上最もゴールを挙げたストライカーになることだ。現在、Jリーグ通算得点ランキング1位は157点の中山雅史。佐藤寿人は中山雅史の記録まであと1点に迫る156点で2位につけている。しかし中山雅史の記録に並ぶまで、あと1点に迫りながらも、2か月以上ノーゴールが続いている。11月22日にホームスタジアムで行われる最終節で得点を決め、偉大な記録に並べるだろうか。そして、2点目を決めれば、Jリーグ史上最もゴールを挙げたストライカーが、広島で誕生する。

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