ドリブルばかりするな! マンU時代にCR7を蹴り飛ばした選手がいた!

足技の披露に忙しかったロナウド

かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレイしたFWルート・ファン・ニステルローイは、当時まだ若かったクリスティアーノ・ロナウドと揉めていたようだ。

マンUでプレミアリーグ得点王、チャンピオンズリーグ得点王とあらゆる個人タイトルを獲得していたファン・ニステルローイは、2006年7月にレアル・マドリードへと移籍した。英メディア『テレグラフ』によると、アレックス・ファーガソンが放出の決断を下したのは、ファン・ニステルローイとロナウドが起こした事件がきっかけだったという。

事件が起こったのは2005-06シーズンのリーグ最終戦、チャールトン戦の数日前だった。かねてから球離れが悪いロナウドにストレスを感じていたファン・ニステルローイは、シーズン中からロナウドがなかなかクロスを上げないことにイライラしていた。ロナウドはレアルへ移籍したデイビッド・ベッカムに代わってサイドハーフに入っていたが、ベッカムのクロスを知るファン・ニステルローイにとってはロナウドの足技が邪魔だったのだ。
そしてついにイライラが絶頂に達したファン・ニステルローイは、練習中にロナウドに蹴りを見舞ったという。DFリオ・ファーディナンドがそれを止めに入ったが、ファン・ニステルローイはファーディナンドにもパンチを喰らわせようとした。それはファーディナンドには当たらなかったようだが、この事件でファーガソンはチャールトン戦でファン・ニステルローイを外し、ロナウドを先発で起用した。これはファン・ニステルローイへの解雇通告に近いものがあり、その後ファン・ニステルローイがマンUでプレイすることはなかった。

ベッカムがあまりドリブルを仕掛けない選手だったこともあり、当時のファン・ニステルローイは良質なクロスを次々に受け取っていた。それがロナウドに代わった途端にトリックばかりをするようになり、ボックス内に走ってもボールが出てこないことが多くなった。ロナウドはFWにとって嬉しいことが何ひとつないウインガーだったのだろう。かねてより不仲が囁かれていた2人だが、ファン・ニステルローイがロナウドに蹴りを喰らわせるところまで発展していたようだ。

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