4日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第4節でディナモ・キエフに2-1で勝利したチェルシー。勝ち点3を手にしたものの、終盤に決まったウィリアンの直接フリーキックがなければ引き分けに終わっていた可能性もある。
英メディア『スカイ・スポーツ』はこの試合でもFWジエゴ・コスタが得点を決められなかったことを気にしており、いつになったらパフォーマンスが向上するのか待ちくたびれている。この試合でもコスタがしたことは自軍も失笑するようなシミュレーションだけで、昨季のような馬力がない。
コスタが最後に得点を決めたのは10月17日のアストン・ヴィラ戦で、そこから449分間得点を決めていない。しかも今季決めた得点はアストン・ヴィラ、WBA、マッカビ・テル・アビブの格下3クラブから奪った3点のみ。何と今季奪った4点のオウンゴールより少ないのだ。チームで上手くチャンスを作れていないことも原因だが、どう考えてもコスタは昨季より落ちている。
同メディアによると、コスタは枠内シュート数も大幅に減っていて、今季は6本しか枠内にシュートが飛んでいない。割合的には132分に1本枠内シュートが飛んでいる状態で、枠内シュートが0のまま試合を終えることも多い。昨季は56分に1度枠内シュートを打っていたのだから、得点数が減るのは当然だ。
また、少しパターンを読まれてきたところがある。コスタは大柄な選手だが、意外と器用に切り返す技を持っている。DFがいても構わずシュートを打つストライカーとは違い、DFを外してからシュートを打とうとするタイプだ。その切り返しを相手に読まれ、思うようにシュートコースが作れていない感もある。体重が増えたせいで切り返しに鋭さがなくなっているのも事実だ。
パターンが読まれても次の引き出しがあれば良いが、コスタにはそれがない。自身の決まった形を読まれたコスタはどうやって得点を奪えば良いのか。ただ痩せれば得点が増えるという問題でもなさそうだ。