リヴァプールCEO 「選手獲得の最終決定権はクロップにある」

委員会は過程をスマート化するため

ユルゲン・クロップ監督がリヴァプールを率いるに当たり、移籍に関する最終決定権を誰が持つのかという点は大きな焦点だった。

リヴァプールにはクラブ役員から成る移籍委員会があり、移籍に関する決定権を持っていることがこれまで現地メディアに報じられてきたが、リヴァ プールのイアン・アイレCEO(最高経営責任者)はこの見方が事実誤認であると主張した。同氏の声明を英『Four Four Two』が伝えている。

「メディアが伝えてきた『移籍委員会』と実際のものとは大きな違いがある。ここ数カ月、3日に1試合のペースで試合を行っていたのに監督が世界中 を回ってクラブや代理人と交渉ができるのか? 委員会の目的は各クラブと繋がりを持ち、サッカーをよく知る人間を使って選手獲得の行程をスマート 化することにある」
「まず、監督は獲得を望むポジションを委員会に告げる。そして、伝統的なスカウト技術とデジタル的な分析能力を持つ委員会は3、4人の選手を探し 出し、報告するんだ。監督は自分で観に行くこともスカウトを派遣することも可能だ」

アイレCEOは委員会が監督の望まない選手を連れてくるというメディアの見解を否定し、最終決定権が監督にあることを強調した。

「ブレンダン・ロジャースは我々がサインした選手についての最終的な権限を持っていた。獲得する選手について、最終決定権を持つのはリヴァプール にただ1人しかいない。ユルゲン・クロップが今はそうだ。私がここにいる限りそういう仕組みになっている」

クラブの移籍市場での決定権は今やクロップ監督の手中にあるようだ。

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