ファン・ハールのサッカーはつまらない! スコールズ氏「このチームでは楽しめない」

リスクを冒した創造性が欠けている

元マンチェスター・ユナイテッドMFポール・スコールズ氏が、ファン・ハール監督の戦術を守備的だと批判している。

英紙『デイリー・メール』によると、スコールズ氏はマンUのポゼッション率と守備は安定したと認めたものの、攻撃面に不満を感じているようだ。

「今のスタイルはアレックス・ファーガソンの時代に見られたものではないね。僕は守備に関してはよくコーチングされていると思う。でも監督にとって最も教えるのが難しいことは、創造性溢れるプレイで得点を奪えるようにすることだね。今のチームに欠けているのはリスクを冒した創造性だ。ファン・ハールは相手選手を抜いてゴールを奪うことを望んでいないように見えるね。このチームに僕が入っても楽しめないよ」
また、1トップとして満足のいく働きができていないウェイン・ルーニーも守備的な戦術の影響を受けていると語った。

「マンチェスター・ダービーでの20分を見たけど、彼は素晴らしい動きをしていた。でも、チームには彼にパスを出す選手がいない。ルート・ファン・ニステルローイ、テディ・シェリンガム、アンディ・コールらも今のチームではプレイできないだろう。ペナルティエリア内にクロスが送り込まれることはないし、中盤の選手も走らない。このチームのFWはすごく難しいよ」

昨季に比べると守備面は安定したが、スコールズ氏の指摘通り攻撃面では迫力に欠ける部分がある。ファン・ハールは規律ある守備とポゼッションスタイルを浸透させたものの、相手を崩すアイディアは植え付けることができていない。当然崩すアイディアがなければ個の力に頼ることになり、格下相手に勝ち点を取りこぼすことも出てくるだろう。ここからマンUはクリスタル・パレス、ウェストブロムウィッチ、ワトフォードと戦力的には格下との対戦が待っているが、スコールズ氏が不安視する相手を崩すシーンを作れるだろうか。

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