もう負傷者は出さない! クロップが筋肉系のトラブル予防へ動き出す

クロップのスタイルを邪魔する筋肉系の故障

リヴァプールの指揮官ユルゲン・クロップが、負傷者を減らすために動き出している。

英紙『デイリー・メール』はクロップが筋肉系の負傷を減らすためにトレーニングメニューや選手個々へのアプローチを見直そうとしていると伝えており、負傷者をなるべく減らすためにメソッドを変更する考えだ。

クロップのサッカーは前任のブレンダン・ロジャースよりもハイテンポで、スプリント回数も多い。そのため以前率いたドルトムントでも筋肉系の故障が絶えず、ブンデスリーガ以上にハードなプレミアリーグでクロップのサッカーが終盤まで持続するのか疑問視する声もあった。クロップもそれを分かっており、クラブのメディカルスタッフと定期的に話し合いの場を設けているという。すでにメディカルスタッフが各選手に合わせたトレーニングスケジュールを調整する動きに入っており、自身の追い求めるスタイルを完遂するための準備を整えている。
クロップは膝の前十字じん帯を断裂したFWダニー・イングス、ジョー・ゴメスのように予防できない大怪我は受け入れているが、筋肉系の故障は予防できると自信を持っている。リヴァプールはプレシーズンも含めるとアルベルト・モレノ、ジョー・アレン、アダム・ララーナ、クリスティアン・ベンテケ、デヤン・ロブレン、ロベルト・フィルミーノ、フィリペ・コウチーニョ、ジョーダン・ロッシター、コロ・トゥレと複数の選手が筋肉系の故障を起こしている。

クロップのサッカーは戦術の浸透も大切だが、何より負傷者の増加でベストメンバーを組めなくなることが最も怖い。数年後にリーグ優勝を達成すると語っていたクロップは、まず故障の予防から始めようとしている。

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