ボアテング、1月のミラン加入が確実に シャルケSD認める

円満な別れに

MFケビン・プリンス・ボアテングのACミラン加入が目前に迫っている。

「ケビンの代理人と話し合いの場を持ったことは事実だ。それは認めることができる。だが、ACミランに彼をレンタルするということについては認められないよ」

シャルケのホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)は独『キッカー』に対してそう話し、現在ミランでトレーニングを続けるボアテングが1月の移籍市場で正式にミランの選手となることを認めた。同紙によれば、契約は半年間で、延長オプションがつけられる見込みだ。
ヘルトSDにとってはやっと一息つけるといったところだろう。2013年夏に加入したボアテングはチーム内での態度の悪さなどによって規律を乱す存在だったうえに、契約解除された今でも”厳密には”シャルケの選手だったからだ。

今年5月にシャルケとの契約を解除されたボアテングだが、練習にも試合にも一切参加しない代わり、給与に関してはシャルケが請け負うという状態が続いていた。そのため、今夏の移籍市場でシャルケはボアテングの放出を望んでいたが、同選手の素行の悪さ、またフィットネスコンディションによって交渉がまとまることはなく、シーズン入りを迎えていた。スポルティング・リスボン(ポルトガル)、シオン(スイス)といったクラブが交渉を行っていたと伝えられている。

2010年から3年間過ごしたミラノの古巣に復帰したボアテング、厄介払いをすることができたシャルケ。双方にとって良い契約になることは間違いない。

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