ハンマー炸裂! キャラガー氏がウェストハムを「出る杭を打つ」チームと評価

クリエイティブなチームは徹底的に潰す

24日にチェルシーを2-1で葬ったウェストハムは、これでアーセナル、リヴァプール、マンチェスター・シティと合わせて強豪を4つも喰らった。今回はジョゼ・モウリーニョの退場などが話題となったが、ウェストハムの快進撃も見逃してはならない。

英紙『メトロ』によると、元イングランド代表DFジェイミー・キャラガー氏は今季のウェストハムを「出る杭を打つチーム」と称賛している。ハマーズの愛称のとおり、週末にエンターテイメント性のあるフットボールを展開しようとするチームには、容赦なくハンマーを振り下ろす。アーセナル、リヴァプール、マンCはボールを支配する攻撃的なサッカーを志向しているが、そんなチームに鉄槌を下すのが今のウェストハムなのだ。

彼らはとにかくよく走り、前線の選手も守備に走る。ディミトリ・パイェ、マウロ・サラテといったテクニシャンも守備時には自陣までしっかりと戻り、最前線にはディアフラ・サコ、アンディ・キャロル、ニキツァ・イェラビッチといったフィジカルの強いプレミアリーグらしいFWが待ち構えている。そして主将のマーク・ノーブルがチームメイトに守備に戻るよう何度も促し、ファイティングスピリットを巧みに煽っている。
このスタイルをスラヴェン・ビリッチ監督は高いレベルにまで磨き上げており、上位陣との対決で力を発揮する不思議なチームとなった。昨季のウェストハムは決して上位陣との 対戦成績が良いチームではなかった。マンチェスター・ユナイテッドには1分1敗、チェルシーには2敗、アーセナルに2敗、マンCには1勝1敗、リヴァプールには1勝1敗、トッテナムには1分1敗だ。それが今季は上位陣を震え上がらせるチームになっているのだから、サッカーは不思議だ。

スケジュール的には、次に制裁を受けるのは11月22日のトッテナム、12月5日のマンUだ。どちらもボールを支配するサッカーを目指しており、特に今回はどちらもホームにウェストハムを迎え撃つことになっている。ウェストハムにとっては絶好の制裁チャンス。またも鋼鉄のハンマーが振り下ろされるのか、今季はハマーズの戦いに注目だ。

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