25日に行われたユヴェントスとアタランタの一戦は2-0でユヴェントスが勝利した。最近はFWパウロ・ディバラの起用法に批判が集まっていたが、ディバラはこの日1ゴール1アシストとチームにフィットしていることを改めて証明した。
イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』によると指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリも同選手のことを評価しており、起用法について次のように述べている。
「パレルモとユヴェントスでは大きな違いがある。あっちではリーダーだったかもしれないが、それをユヴェントスでも期待することはできない。彼は特別な才能を持った選手だが、まだ21歳だからね。パレルモではセンターフォワードだったが、ここでは違う位置でプレイしてもらう。ここではパレルモ時代よりもスペースが少ないからだ」
「ディバラはもっとバイタルエリアでのプレイを考えないといけない。もっと良い選択をできる場面があったからね。まだまだカルロス・テベスのレベルに達するにはフィジカル、テクニックともに足りないね」
ディバラの起用法には賛否両論あり、最前線で起用しないと元アーセナルFWティエリ・アンリの二の舞になるとの意見もある。アンリはユヴェントスでサイドアタッカーとしてプレイしたが成績は芳しくなく、アーセナルではワールドクラスのセンターフォワードになった。裏を返せば、ディバラも正しく使えばアンリのように化けるのではないかと期待されているのだ。
ディバラが前線で複数のポジションをこなす器用さを持っていることも関係しているが、アッレグリはディバラの将来のためにもベストポジションを見出す必要があるだろう。