ついにトッテナムFWハリー・ケインが戻ってきた。
ケインは25日のボーンマス戦でハットトリックを達成し、今季開幕から続いたゴール欠乏症に1つのピリオドを打った。米メディア『ESPN』によると、指揮官のマウリシオ・ポチェッティーノもこの活躍を喜んでおり、今後に向けて大きな意味を持つハットトリックだったと語っている。
「ハリーにとって本当に良いことだったよ。私は彼を疑ったことはないけど、それでも彼にとって非常に大きなハットトリックだった。ケインは今回のような難しい時期から学ばないといけないね。フットボールではこういった難しいことが起こるものだ」
「彼はこれからも多くの得点を決めるだろう。でも、得点を決めるだけがフットボールじゃない。彼はチームのためにハードワークしてくれているし、それは普通のことだ。我々は彼の活躍を喜んでいるよ」
昨季途中から大爆発したケインは今季開幕からゴールラッシュを見せるかと期待されたが、現実はそれほど甘くはなかった。それでもチームは好調で、ケインに得点が生まれない中で開幕から16ゴールを挙げている。昨季の同時期が13ゴールだったため、ケインの不調の穴をチームで埋めてきたのだ。
リーグ戦は開幕戦を落とした以外は負けがなく、不安定さを露呈してきた近年のトッテナムから変わりつつある。ボーンマス戦でのケインの爆発がチームをさらに加速させるのか、トッテナム本来の強さが出てくるのはこれからだろう。