リヴァプールの指揮官ユルゲン・クロップは、フェネルバフチェへレンタル移籍中のMFラザル・マルコビッチの呼び戻しを検討しているようだ。
マルコビッチは昨夏に2000万ポンドでベンフィカからリヴァプールへ加入したが、ブレンダン・ロジャースの下では結果を残せなかった。今季はフェネルバフチェで武者修行をすることになっており、給与もフェネルバフチェが負担することになっている。
しかし英紙『デイリー・メール』によると、クロップはサイドにスピードある選手を求めており、マルコビッチの呼び戻しに動く考えだ。同MFはすでにスピードあるドリブルでトルコの人気者となっており、昨季とは違う動きを見せている。まだ21歳と若いため、メンタル部分が成長すればトップレベルでのプレイも可能だろう。
また、今季開幕時からリヴァプールには純粋なサイドハーフが不在だと指摘されており、ロジャースが序盤戦で採用した4-3-3が思うように機能しなかった。フィリペ・コウチーニョ、ロベルト・フィルミーノ、ダニー・イングスといった選手もサイドでプレイ可能だが、純粋なサイドハーフではない。ドルトムントでもサイドハーフに縦へのスピードと豊富な運動量を求めていたクロップにとって、マルコビッチのように縦へ速い選手は必要不可欠だ。
同メディアは1月にマルコビッチを呼び戻そうとしていると伝えており、ローン移籍から半年足らずで戻ってくることになるかもしれない。