現在のプレミアリーグでスピードのある選手といえば、アーセナルのテオ・ウォルコットやマンチェスター・シティのラヒーム・スターリングといったあたりが思い浮かぶ。しかし英紙『デイリー・ミラー』が紹介した今季のスピードランキングにウォルコットらの名前はない。このランキングは今季プレミアリーグでプレイする選手が記録した最高速度で、意外にもレスター・シティやウエストハムといった下位クラブが多くランクインしている。
10位:ウェス・モーガン 34.76km(DF レスター)
9位:チャーリー・ダニエルズ 34.86Km (DF ボーンマス)
8位:カール・ジェンキンソン 34.89Km (DF ウエストハム )
7位:マメ・ビラム・ディウフ 34.97Km (FW ストーク・シティ)
6位:リッチー・デ・ラート 34.97Km (DF レスター)
5位:ビクター・モーゼス 35Km (FW ウエストハム)
5位:マーク・オルブライトン 35Km (MF レスター)
3位:ビリー・ジョーンズ 35.07Km (DF サンダーランド)
2位:ジェフリー・シュラップ 35.26Km (FW レスター)
1位:ジェイミー・バーディ 35.44Km (FW レスター)
何とトップ10の中にビッグクラブの選手は1人も入っていない。格下チームがハードワークし、スピード感溢れる速攻を仕掛けている証だろう。何よりレスターの選手が5人も入っており、走力こそが今季の躍進を支えている。2014ワールドカップでも縦へのスピードが注目されたが、今季のプレミアもその流れに乗って格下チームが走力を武器に結果を残している。チームとしてハードワークすることは当たり前で、なおかつ縦に速く、終盤まで走り続けることが今後のニーズとなっていくのだろう。