「今季最大のスキャンダル!」 独紙がハノーファーのハンドゴールを糾弾

誰もが見ていた。審判を除いて

誰もが見ていた。審判を除いて

批判が集中しているダンケルト主審 photo/Getty Images

ブンデスリーガ第9節、ケルン対ハノーファーの結果はやはり内容よりもワンシーンがクローズアップされることになった。

「主審とラインズマンはハノーファーの選手がボールに触ったとき少しも見ていなかった。私から見てあれは故意のハンドであり、レッドカードが出されるべきだった。ペーター・シュテーガー監督が興奮するのは分かるし、彼がラインズマンに自分の眼鏡を見せたのもそのためだった」

怒気を込めて試合後にこう話したのはケルンの副社長を務めるハラルド・シューマッハ氏。ケルン、ドイツ代表で活躍した元GKがここまで怒りを露わにするのも納得できる、残念なゴールがこの試合では生まれた。

ケルンのホーム、ライン・エネルギーシュタディオンに乗り込んだハノーファーは序盤からホームチームの猛攻に晒されたものの、前半38分に先制点を挙げる。右サイドで得たCKを清武弘嗣がニアに蹴り込むと、これを1トップのソビエフが頭に当てて軌道を変え、最後はアンドレアセンが右腕で押し込んだ。明らかなハンドだったがバスティアン・ダンケルト主審は得点を認め、最終的にこれが決勝点となった。

直前にケルンMFリッセのクロスがペナルティエリア内でハノーファーDFシュルツに当たったことが見逃されたことと合わせ、この誤審にスタジアムのサポーターからは大ブーイングが寄せられた。ゴール後、アンドレアセンは自チームのフロンツェク監督のもとに走り寄って会話する場面が見られたものの、主審にハンドを自己申告することはなかった。

ドイツ大手紙『ビルト』はこの試合を「これまでのところ、今季のブンデスリーガで最大のスキャンダル」と報じた。同紙はフロンツェク監督とアンドレアセンが会話したことなどを紹介し、「監督はこの中でどんな役割をしたのか」と疑問の目を向けている。

ハノーファーは2連勝によって降格圏を脱出したものの、後味の悪い試合となった。主審とラインズマンに批判が集中するのは当然として、意図的なハンドを自己申告しなかったアンドレアセン、そしてそれを認めた監督に非難が集まることは避けられないだろう。勝点3の代償はあまりにも大きかった。
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