メッシ不在で新たな攻撃の形を示したバルセロナ。ネイマール4発でラージョに大勝
ネイマール&スアレスで相手DFを切り裂く
17日、リーガ・エスパニョーラ第8節が行われ、バルセロナは本拠地カンプ・ノウでラージョと対戦した。
バルセロナは15分、ラージョのFWハビ・ゲラにセットプレイの流れから先制点を許し、1点を追いかける展開に。だがその7分後、ペナルティエリア内でドリブル突破を仕掛けたバルセロナのネイマールがDFジョレンテ・リオスに倒されてPKを獲得する。キッカーのネイマールは冷静にゴールに沈め、同点に追いつく。
さらに32分、ペナルティエリア内でFWスアレスからのパスを受けたネイマールがDFナチョに倒されて、この試合で2度目のPKを得る。この場面では1点目と逆のゴール右隅にシュートを放ち、ネットを揺らしてバルセロナが勝ち越しに成功する。
リオネル・メッシが不在のなかでFWスアレスとFWネイマールが連携した攻撃を見せて、2-1のスコアで1点をリードして試合を折り返す。
後半なかなか決定機を作り出せずにいたバルセロナだったが69分、左サイドの深い位置に侵入したFWネイマールが相手DFとの一対一を制してFWスアレスへ折り返しのパスを供給。これをスアレスが右足で強烈なシュートを放つと、ラージョGKトーニョが弾き出す。このこぼれ球をネイマールが押し込んで、ハットトリックを達成し、リードを2点に広げる。
さらに70分、カウンター攻撃からFWスアレスが相手DFの裏へ抜け出すと、並走していたネイマールにパスを供給。フリーでボールを受けたネイマールはゴールへ流し込んでこの試合で4点目を記録。つづく77分には、ネイマールのクロスに飛び込んだスアレスが、右足で丁寧に流しこんで追加点を重ねる。ラージョに4点差と突き放すゴールを挙げ、ネイマールが4得点1アシストの奮闘を見せた。
試合終盤にクロスボールのこぼれ球に反応したラージョのMFホサベドに得点を許したものの、結局バルセロナが5-2のスコアでラージョに勝利を収めた。
第2節のマラガ戦以来無失点に抑えることができずにいるバルセロナは、この試合でも完封できず、守備に不安を残す結果にとなった。だが、攻撃面ではチームの大黒柱のリオネル・メッシが不在のなかでネイマールとス
アレスが攻撃の形を見い出し、バルセロナらしい大量得点で試合を締めた。
[メンバー]
バルセロナ:ブラボ、ダニエウ・アウベス(→ドウグラス 78)、ピケ、マテュー、ジョルディ・アルバ、ブスケッツ(→グンバウ 76)、ラキティッチ、セルジ・ロベルト、スアレス、ネイマール、サンドロ(→ムニル 56)
ラージョ:トーニョ、ナチョ(→ドラード 46)、リオス、ゼ・カストロ、ラト、ホサベ、トラズショーラス、ラス・バンクラ、エバート、ベベ(→エンバルバ 71)、ハビ・ゲラ
[スコア]
バルセロナ 5-2 ラージョ
[得点者]
バルセロナ:ネイマール(22、32、69、70)、スアレス(77)
ラージョ:ゲラ(15)、ホサベド(86)