またしてもドイツから金の卵! ボルシアMGの19歳MFから目が離せない

クラマーの穴を埋めたダフード

クラマーの穴を埋めたダフード

19歳という年齢に見合わぬ落ち着き、そしてダイナミズムを持つダフード photo/Getty Images

17日に行われたブンデスリーガ第9節でMF長谷部誠が所属するアイントラハト・フランクフルトとボルシア・メンヘングラードバッハ(ボルシアMG)が対戦し、5-1でボルシアMGが勝利を収めた。長谷部は代表戦の疲労を考慮し、メンバー外となっている。

開幕5連敗を喫したボルシアMGは、アンドレ・シューベルト監督のもと、今度は4連勝を飾ることになった。敵地に乗り込んだこの試合では、前半こそラファエウの1ゴールに止まったものの、後半から4ゴールが生まれる圧巻のゴールラッシュを見せた。その中で、19歳の若手MF、マフムード・ダフードが果たした役割はとてつもなく大きかった。

ボルシアMG期待の若手ダフードは[4-4-2]の中盤センターにグラニト・シャカと並ぶ形で入り、飛び出しから得点に絡む。1-1で迎えた51分、ペナルティエリア手前でボールを持ったダフードは勢いよくミドルシュートを選択。これは相手DFに当たってコースが変わり、そのままゴールイン。ボルシアMGが勝ち越しに成功する。

そして続く56分、敵陣でルーズボールを拾ったダフードはすかさず前方のラファエウに送り、3点目をアシスト。更に81分にはボックス内で倒されてPKを獲得し、ハーンのゴールをお膳立てした。ハーンは更に1点を追加し、最終スコアは5-1となった。

3得点に絡んだダフードに、試合後のドイツメディアは軒並み最高評価を与えた。『ビルト』の速報採点(1が最高点、6が最低点)では両チーム通じて単独最高点となる「1」を与え、『Sportal.de』も「1」を与えている。

今季のブンデスリーガは若手ドイツ人選手の活躍が印象的だ。ドルトムントのユリアン・ヴァイグル、シャルケのレロイ・サネ、レヴァークーゼンのヨナタン・ターといったまだ19歳〜20歳のタレントが強豪クラブで定位置を掴み、躍動している。ダフードも間違いなくその1人だ。

シリアとドイツのハーフであるダフードは1996年1月生まれの19歳。ボルシアMGの下部組織から昨年8月にトップチームデビューを飾り、今季はここまでリーグ8試合に出場したが、そのうち先発は半分の4試合。U19ドイツ代表MFはまだ広く名が知られているわけではないが、ここまでの試合でそのポテンシャルの大きさを感じさせている。

先月30日に行われたチャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦では、イングランドのビッグクラブ相手に堂々たるプレイを見せ、交代時にホームサポーターから拍手喝采を浴びた。この試合でもダフードは中盤センターで先発し、両チーム通じて最高となる11回のインターセプトを記録。そのポジショニングと攻撃センスの良さは特筆するものがあり、昨季の躍進を支えたクリストフ・クラマー(現レヴァークーゼン)の穴を見事に埋めてみせた。

ボルシアMGが開幕から躓いた理由の1つに、クラマーと昨季チーム内得点王のクルーゼが退団したことを度々指摘されてきた。そのため、クルーゼの後釜として獲得したシュティンドルがここ最近の試合でフィットし始めたこと、そしてクラマーの穴をダフードが埋めたことによって安定した戦いができるようになったことは必然でもあった。順位も暫定で10位まで浮上し、CL圏のヴォルフスブルクまでわずか3ポイント差というところまで上り詰めている。21日にはCLで強豪ユヴェントスとの対戦を控えているが、この調子なら良い戦いが期待できそうだ。

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