EURO2016予選でまさかの予選敗退を喫したオランダ代表は、10試合を戦って4勝1分5敗という成績だった。戦力的にはアイスランドやチェコを上回るものがあったはずだが、上位3チーム相手との対戦成績が悪すぎた。
首位のチェコには1-2と2-3で2敗。2位のアイスランドには0-2、0-1と2敗。3位のトルコには1-1、0-3の1分1敗だった。5敗の全てが上位陣相手となっており、予選敗退はもはやサプライズとは言えない。
また、英紙『デイリー・メール』によるとオランダがEURO予選、ワールドカップ予選においてホームで連敗を喫するのは史上初の出来事だ。9月4日のアイスランド戦、そして予選最終戦となったチェコ戦の敗戦で連敗となった。
オランダは予選10試合で17得点14失点という内容だったが、10失点以上喫して予選通過を決めたのはチェコとポーランドだけだ(プレイオフ組は除く)。オランダはEURO2008予選でも15得点と苦しんだが、失点はわずかに5だった。元より攻撃力に注目が集まるチームだが、守備も安定していた。
最悪の空気で予選を終えることになったオランダは今後どうやって立て直すのか、攻守両面において課題ばかりが目立つ予選となった。