マンチェスター・ユナイテッド元指揮官のアレックス・ファーガソンは、監督人生の中で最悪の補強がポルトガル人FWベベだったと明かしている。ベベは2010年にマンUに加入し、同じポルトガル人ということから現レアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドのような選手になることが期待されていた。
しかしベベは全く結果を残せず、ベジクタシュなど3クラブにローン移籍。その後ベンフィカに売却され、ベンフィカからスペインのコルドバへローン移籍、そして現在はラージョにローン移籍している。元マンUの選手ということが忘れ去られつつあるべべだが、英『デイリー・メール』はベベがマンチェスター復帰も捨てていないと伝えている。
「僕はマンUに戻ることについて考えたことはないけど、決して不可能なことじゃない。もし僕がラージョでシーズン10ゴールを決めれば、僕はビッグクラブとサインできるだろう。来年には再びビッグクラブの多くが僕のことを追いかけてくるはずさ」
そんなベベは現在6試合に先発出場して1ゴールを挙げている。残り9ゴール決めればビッグクラブが彼を追い掛け回すことになるのだろうか。ちなみにベベ獲得をファーガソンに進言したのは13日に日本代表と試合を行ったイラン代表指揮官のカルロス・ケイロスだ。ケイロスは2010年にポルトガル代表監督を務めており、かつてファーガソンの下でアシスタントコーチとして働いた経験から進言していたようだ。しかし全く的外れな進言となってしまった。
最悪の補強と言われた男はマンチェスターならびにビッグクラブから追われる存在へと戻ることができるのか、実現すれば稀に見る復活劇となる。