デンマーク戦に1-0で勝利したポルトガル代表は、EURO2016の出場権を勝ち取った。ポルトガルは昨年のワールドカップでもグループステージで敗退し、クリスティアーノ・ロナウドがいても結果は出ない。
しかし『Sportsmole』によると、ポルトガル代表監督のフェルナンド・サントス監督はポルトガルがEURO2016で頂点に立つことも可能だと考えているようだ。
「一部の人は私をクレイジーと思うかもしれないが、ポルトガルはEUROを制するクオリティを持ったチームだ。私が来た時は難しい状況だったが、今は素晴らしい。私はこのチームがフランスで勝つと信じているよ」
サントス監督と言えばポルトガルを率いる前にギリシャ代表の指揮官を務めていたが、今のポルトガルはギリシャのようなチームになっている。今回の予選でポルトガルはすべて1点差のゲームを演じており、攻撃力で相手を押し切るようなチームではなくなっている。
過去2大会の予選と比較しても失点数が非常に少ない。2008年大会の予選では得点24、失点10、2012年大会は得点21、失点12だ。それに対して今予選は得点9、失点4だ。得点数は寂しくなっているものの、ベテランのリカルド・カルバーリョもディフェンスラインに復帰したことで安定感は増している。
ギリシャのように手堅いサッカーでEUROを制することができるか、今大会のポルトガル代表はロナウドよりも守備陣に注目が集まるチームとなりそうだ。