8日のアルメニア代表戦で負傷したフランス代表FWカリム・ベンゼマは今のレアル・マドリードに欠かせない選手だ。
『マルカ』によると、レアルが今季挙げた21得点のうち、17得点をクリスティアーノ・ロナウドとベンゼマの2人で取っている。そのうちの1人が負傷離脱となれば、レアルにとっては痛すぎる事態だ。昨季の同時期にはチームで32点を挙げていたが、ロナウドとベンゼマはそのうちの20得点を決めていた。残りの12点はセルヒオ・ラモス、ルカ・モドリッチ、ガレス・ベイル、ハメス・ロドリゲス、ハビエル・エルナンデスが決めており、昨季は7人も点を取っている選手がいたのだ。
ところが今季はロナウドとベンゼマ以外の得点者はハメスとベイルしかいない。しかもハメスもコロンビア代表で負傷しており、復帰に時間がかかっている状態だ。今回のベンゼマも、代表合流中に負傷して所属クラブへ戻ってくるというFIFAウイルスにかかってしまったわけだが、レアルのラファエル・ベニテス監督はこれまでもベンゼマを後半途中に交代させて負傷させないようにケアしていた。ところがフランス代表のディディエ・デシャン監督はベンゼマをピッチに立たせ続け、結果的に後半35分にハムストリングの負傷で交代を余儀なくされている。
同メディアによるとベンゼマは2〜3週間の離脱になる見込みで、その間にはチャンピオンズリーグでパリ・サンジェルマンと、リーグ戦で3位のセルタと強敵との対戦も予定されている。得点が少ないと批判されるベニテスはこの窮地をどうやって乗り切るのか。