ヘヴィ・メタル・スタイルへ! クロップの就任でリヴァプールが変わる3つのこと

香川のように有望株を育てる手腕にも長ける

香川のように有望株を育てる手腕にも長ける

リヴァプールの監督に就任したクロップ。プレミアリーグで旋風を巻き起こせるか photo/Getty Images

リヴァプールの指揮官にユルゲン・クロップが就任したことで、成績が向上すると期待するサポーターも多いはず。クロップがドルトムントで行ってきたスピード感溢れるサッカーはイングランドのサッカーファンが愛するスタイルで、ポゼッションを1つのテーマとしていたロジャースとは少し異なる。『スカイ・スポーツ』はクロップに代わったことで何が起こるのかを伝えている。

1.ヘヴィ・メタルのように激しいサッカーになる

クロップの作るチームはとにかくよく走る。「ゲーゲンプレッシング」と言われる戦術も走力を必要とする。クロップが率いていたドルトムントは2013-14シーズンと2014-15シーズンに1試合平均73.9Kmのチーム走行距離を記録しているのに対し、同時期のロジャース率いるリヴァプールは67.4Kmと少ない。この点からも「ヘヴィメタルサッカー」と言われるように攻守に激しいサッカーが展開されることだろう。一方で、ポゼッション率はクロップのドルトムントが平均54.6%、ロジャースのリヴァプールが55.8%とリヴァプールの方がわずかに多い。やはりクロップのサッカーは縦へのスピードが1つのポイントとなる。

ただし、クロップの激しすぎるサッカーによって負傷者が絶えなかったことを忘れてはならない。現在リヴァプールのエースはダニエル・スタリッジだが、ただでさえ負傷の多いスタリッジを酷使できるだろうか。それが原因で故障することも充分に考えられる。

2.金の無駄遣いが減る

近年のプレミアリーグは大金を積んで選手を呼ぶことが習慣のようになっているが、クロップはお金をかけずに掘り出し物を見つけてくることが多かった。同メディアは日本代表MF香川真司を例に挙げており、お金をかけずとも才能ある選手を見つけることは可能だ。リヴァプールは昨夏も今夏も大量にお金を使い、チームにフィットしない選手ばかりかき集めてしまった。こうしたお金の無駄遣いが減り、400万ユーロで獲得したロベルト・レヴァンドフスキのように未来に種をまく補強ができると期待されている。

3.守備が改善される

リヴァプールはタイトルを目前で逃した2013-14シーズンに50失点喫している。失点さえ減らせていれば結果は変わっていたはずだが、今季もDF陣の軽率なプレイが目につく。ドルトムントも決して完璧だったわけではないが、クロップが初めてドルトムントで優勝した際には22失点だった。そこまで極端に減らすのは難しいかもしれないが、守備の整備は必要不可欠だ。

ロジャース流からクロップ流へ変わるリヴァプールだが、ロジャース流がどんなサッカーだったかと聞かれれば答えに詰まる。一言で説明できるほど明確なスタイルではなかったかもしれない。その点クロップのサッカーは方針が明確で、選手も見るべき方向性を定めやすい。これがフィットするかは始まってからでないと分からないが、フィットすればプレミアで最も面白いサッカーが見られることだろう。

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