ペドロの獲得は失敗? モウリーニョにとっての2つの誤算

何よりの問題は守備の崩壊

何よりの問題は守備の崩壊

救世主として迎えられたペドロだったが…… photo/Getty Images

開幕8試合で勝ち点8と沈み切っているチェルシーは、昨季の同時期に勝ち点22を稼いでいた。そこから考えると今季のパフォーマンスはかなり酷い。エデン・アザール、セスク・ファブレガス、ジエゴ・コスタら攻撃のキーマンが揃って不調で、ジョン・テリーのように突然衰えを見せたベテランもいる。ジョゼ・モウリーニョにとっての誤算を挙げるとキリが無いが、『ESPN』は次の2点を挙げている。

1.ペドロ・ロドリゲスの獲得

ペドロはバルセロナから獲得した期待のアタッカーだが、ここまで1ゴールしか挙げていない。ペドロほどの選手としては期待外れだが、同メディアは守備の問題点を指摘する。チェルシーは2勝2分4敗と黒星の方が多くなっているが、極端に言えば失点さえしなければ引き分けで終えられるはずだ。今季はアザールら攻撃陣の調子が上がらないことより、守備が安定しないことの方が問題となっている。同メディアはその一端がペドロにもあると述べている。

今季は右サイドバックのブラニスラフ・イヴァノビッチのスピード不足を指摘されることが多くなっており、実際サイドをぶっちぎられるケースは目立つ。しかし昨季までであれば、右サイドハーフに入っているウィリアンが自陣まで下がってサイドのケアに当たってくれていた。それがペドロの加入でウィリアンの出場機会が多少減り、イヴァノビッチが1対1に追い込まれるケースが増えているとの見方だ。ペドロは得点力アップを期待されて加入したはずだが、まさかの守備面の問題点を指摘されることとなった。

2.ネマニャ・マティッチのパフォーマンス低下

恐らくこれが守備崩壊の最も大きな原因だ。モウリーニョはサウサンプトン戦でマティッチを後半から出場させ、後半28分にベンチに下げる懲罰に近い起用法を見せた。相棒のセスク・ファブレガスの守備負担を減らすためにもマティッチの貢献は必要不可欠だが、どうも調子が上がらない。そのサウサンプトン戦では相手の3得点全てが中央から決まっており、昨季のマティッチがいれば何点かは防げたはずだ。

マンチェスター・シティ戦でダビド・シルバに、サウサンプトン戦ではサディオ・マネに面白いように中央を使われてしまい、マティッチのパフォーマンス低下が大きく響いている。同メディアによると、マティッチは昨季129回のボール奪取を見せており、1試合平均3.6回の数字を残している。それが今季は1.4にまで減っており、そのぶん相手に中盤を使われるシーンも増えている。

モウリーニョはここまでテリーをクルト・ズマに代えたり、セスクをトップ下に上げてラミレスやジョン・オビ・ミケルをボランチで起用するなどの修正をしているが、問題点はそこではないのかもしれない。

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