英紙が紹介! クロップがリヴァプール監督に就任したら真っ先に取り組むべき5つの問題点

ファンにも心の準備が必要では

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就任前から困難が予想されるクロップ photo/Getty Images

今週末にもリヴァプールの新監督として紹介されることが確実視されるユルゲン・クロップだが、新たな就任先となるイングランドの名門では様々な問題と対面することが予想される。英『デイリー・ミラー』は「リヴァプールを軌道に乗せるためにクロップが解決しなければならない5つの問題」と称してその幾つかを紹介している。

1. 守備組織の整備

ブレンダン・ロジャース前監督は3年間で約8000万ポンドをDFの獲得に費やしてきたが、最終ラインの問題が解決されることはなく、リヴァプールは常につまらないミスから失点を重ねてきた。ドルトムント時代にはドイツ代表DFマッツ・フンメルス、セルビア代表DFネヴェン・スボティッチとった優秀なDFを抱えてきたクロップだが、アンフィールド(リヴァプールの本拠地)ではそういった基盤を最初から持たないため、新たなボスはこの守備面での改善に取り組まなければならない。

2. クオリティ低下が叫ばれる中盤センター

スティーブン・ジェラードが昨シーズンで退団し、リヴァプールにはチームを落ち着かせることができるスキルと経験を併せ持った選手が不在となった。新たな核が中盤センターには求められている。ドイツ代表MFエムレ・カンはロジャース前監督も才能を認めていた有望株だが、プレミアリーグで中盤を務めるには能力が足りていない。最も現実的な解決策はジェームズ・ミルナーとジョーダン・ヘンダーソンを起用していくことだろう。

3. アタッカーの起用問題

今夏、ロベルト・フィルミーノ、クリスティアン・ベンテケ、ダニー・イングスといったアタッカーを補強したリヴァプールだが、選択肢が豊富になった分起用にも悩まされるようになった。ロジャース監督はベストの解決策を探すために毎週のようにシステムを変更することになったが、最後まで明確な回答は見つけられないままだった。負傷していたダニエル・スターリッジが復帰したことにより、このエースとベンテケのCF2人をいかに共存させていくかという点も、新監督にとって解決しなくてはならない問題だ。

4. ファンのサポートを得ること

多くのファンがクロップの就任を望んでいたという背景があるため、この点に関してはそれほど心配はいらないかもしれない。しかし、『ミラー』紙はリヴァプールが歴史と伝統を持ったクラブであることから、サポーターとの関係を築くことが多くの監督にとって難題となってきたと指摘。ロジャース監督はクラブへのリスペクトを常々口にしてきたが、ファンの完全な信頼を勝ち取ることはできなかった。クロップは最初のうちは関係の構築に苦労するかもしれないが、一度信頼を得ればリヴァプールのファンはドルトムントのファンと同じように、徹底的に指揮官をサポートするだろうと同紙は予想している。

5.コーチングスタッフの登用

就任が実現すれば、クロップにとってリヴァプールは国外で初めて指揮を執るクラブとなる。プレミアリーグは他のリーグと比べて試合の流れが早く、それも新指揮官を驚かせることになる可能性が高い。そのため、同紙はリーグとリヴァプールの双方を良く知る人間をコーチに据えることを提案。この中で紹介されているのが、クラブOBのロビー・ファウラー氏だ。リヴァプールのレジェンドでもあるファウラー氏はコーチとしてのキャリアも4年前からスタートしており、クロップにその経験で利益を与えるはずだ。

以上5点を見てきたが、クロップのリヴァプールでの船出は難しいものとなりそうだ。現地メディアは歓迎ムードだが、彼が落ち込んでいたドルトムントをタイトルに導くまでに2シーズンの下積みがあったことを決して忘れてはならないだろう。多くの若手選手にチャンスを与えることは、将来への投資であることは間違いないがリスクもある。それがプレミアリーグのように下位チームとの戦力差が小さいリーグであればなおさらだ。就任1年目で優勝争いができなかったからといって、あっさりと失望しないよう監督だけでなくファンにも準備が必要だと言えるのではないだろうか。

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