「何だか止めてくれそう」と感じたレアル・マドリードサポーターは多かったのではないか。
レアル・マドリードGKケイロル・ナバスがまたしてもPKを止めた。アトレティコ・マドリードFWアントワーヌ・グリーズマンの蹴ったボールもコースは悪くなかったが、完璧に読み切って外に弾き出した。ナバスなら止めてくれるかもしれないと感じたのは当然で、『マルカ』によると、ナバスはリーガ・エスパニョーラで迎えた13度のPKのうち6本しか決められていない。全てセーブしたわけではなく、枠を外れたものもあるが、半分以下に抑えているのはすごすぎる。
ナバス相手に決められなかったのはダビド・ビジャ、ホルヘ・モリーナ、ルベン・カストロ、アントワーヌ・グリーズマン、イヴァン・ラキティッチ、マヌエル・カサド、ミケル・サン・ホセの7人だ。彼らはナバスの餌食となっている。
しかし今回の試合はルシアーノ・ビエットに同点ゴールを許してドローに終わり、一部では勝ち点3を逃したとの声もある。それでも冷静に振り返るとナバスのPKストップがなければチームは負けていた。ナバスはビエットの同点ゴールをチーム全体のケアレスミスから起こった失点だったと語ったが、PKを与えた場面もセルヒオ・ラモスの不注意から始まっている。ビエットのゴールもアルバロ・アルベロアがサイドでボールを失ったところからスタートしており、この試合はどちらかといえば負け試合だったはずだ。
ナバスがいたから負けずに済んだ。今のレアルを救っているのは間違いなくナバスだ。