得点を決めなかっただけで異変と騒がれるレアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドだが、それも当然。ロナウドはここまで尋常ではないペースで得点を重ねているのだ。
『アス』によると、2009年に加入したロナウドはここまで2万6439分間ピッチに立ち、クラブ最多タイとなる323得点を挙げた。では、チームとしては何点取ったのか。驚くことに、ロナウドがピッチに立っていた2万6439分間で、チーム全体でも794得点しか取っていない。つまりはチームの40%にあたる得点をロナウドが1人で取っていることになり、もしロナウドが加入していなかったらといった想像をするのが恐ろしくなる。
もはやチームの得点不足=ロナウドが原因という図式が成り立つほどで、1試合得点が決まらなかっただけで異変と騒がれるのも頷ける。元レアル・マドリード指揮官のカルロ・アンチェロッティもロナウドの得点率の高さに驚き、「ロナウドがいれば試合が始まる前から1-0で勝っているようなもの」とエースを称えていた。
ロナウドの1試合平均の得点率は1.04となっており、ラウール・ゴンサレスに並ぶことになったクラブ通算323得点をロナウドは308試合で達成している。試合数を得点数が超えるなんてことは現実離れした話だ。
今後もロナウドが得点を決めなかっただけで驚きの声が挙がるだろう。得点を決めない方が珍しくなっているくらいなのだから。