バルセロナのFWネイマールがスペイン国籍を取得する申請をしており、すでに最終承認を待つ段階にあるという。
ネイマールはスペインに住んで2年半が経過したことで申請が得られるようになった。スペイン紙『スポルト』によると、ネイマールの申請は年内中に承認される見込みで、ネイマールが二重国籍を取得するとなれば、バルセロナが大きな利益を得られると伝えている。
南米出身の選手が二重国籍を取得する背景には、所属するチームの外国人枠を空けることにある。ブラジル代表では過去にロナウドやとロナウジーニョ、ロベルト・カルロスもスペイン国籍を取得している。現在、バルセロナは非EU枠の選手としてネイマール、ドウグラス、ルイス・スアレスが在籍し、3枠が埋まっている状況だ。
この機会で年内にネイマールが二重国籍を取得することになれば、冬の移籍市場が始まる前に非EU枠が1つ空くことになる。プレミアリーグのチェルシーにFWペドロ・ロドリゲスを放出し、また負傷により戦列を離れる選手が続出しているバルセロナにとって、この時期に非EU枠が空けば、獲得できる選手の可能性が広がることになる。
トップリーグでの出場経験の少ないカンテラ出身の選手を起用せざるを得ない現状に、頭を抱えるルイス・エンリケ監督にとって朗報となるだろう。