19日に行われたチェルシーとアーセナルの一戦は、2-0でチェルシーが勝利した。チェルシーのクリーンシート(無失点)やアザールのゴールよりも話題を集めたのは、ジエゴ・コスタとのやり合いで退場したガブリエウについてだ。
『ESPN』はコスタの邪悪な才能が発揮されたと伝えたが、最初に仕掛けたのはコスタだ。コシェルニーの顔をはたき、そこからの挑発行為にガブリエウは我を失ってしまった。アーセナルもベンゲルもチェルシーの罠にはまってしまったかのようだった。
もちろんこれにベンゲルが黙っているはずはなく、コスタのコシェルニーに対する平手打ちは暴力行為で、退場にならなかった理由が分からないとコメント。結果的にアーセナルは2人退場し、チェルシーは11人のままだった。このコメントに対してモウリーニョがすかさず反撃した。
「今回はジエゴ・コスタについて話すのではなく、ガブリエウについて話すべきだろう。私はこれまでアーセナルと12〜18回ほど対戦したが、ベンゲルが文句を言わなかった試合はほとんどないね。コミュニティシールドでウチに勝った時だけだろう」
「一方の我々はコミュニティシールドで敗れた時も泣き喚いたりはしなかった。ファンタスティックな振る舞いだったし、言い訳も愚痴もこぼしていない」
コスタの挑発行為で相手をヒートアップさせるのは昨季の定番コースで、今季の不調はコスタが暴れていないからだと言われていたほどだ。そして試合後のモウリーニョの勝ち誇ったコメント。首位のマンチェスター・シティとは勝ち点差8がついているが、“プレミアきってのヒール”チェルシー復活への糸口が見えてきた。