リーグでユヴェントスが白星を挙げていないのも驚きだが、ナポリがまだ1勝もしていないことも驚きだ。今季からマウリツィオ・サッリに率いられているナポリは3試合が終わった時点で1敗2分。サッスオーロやエンポリといった格下相手に勝ち点を取りこぼしており、これにはナポリの英雄であるディエゴ・マラドーナ氏も苦言を呈している。
サッリは昨季まで率いていたエンポリでの手腕を評価されていたが、どうやら同氏はレアル・マドリードへ行ってしまったラファエル・ベニテスに監督職を続けてほしかったようだ。『コリエレ・デロ・スポルト』が同氏のコメントを伝えている。
「私は怒っている。私はサッリに敬意を払っているが、彼の下では勝利のサイクルは生まれない。今のナポリのプレイスタイルは良くないし、何より守備に問題がある。今のナポリを見ていると、私が必死になって降格を回避しようとしていた頃の恐怖を思い出すよ。今のチームじゃ中位に入るのが精一杯だ」
「私ならベニテスをナポリに留まらせたと思う。彼はレアル・マドリードから声がかかるような監督だからね。彼の仕事には全く不足がなかったし、手放したのは間違いだった。会長のデ・ラウレンティスはクラブの大きさと威信を理解した経験豊富な指揮官を呼ぶべきだったね」
また、自身がナポリの指揮官になるかといった質問には次のように述べた。
「デ・ラウレンティスと一緒に仕事を進めるのは合わないし、1日たりとも監督はできないと思うよ。彼はナポリが素晴らしいチームであることを理解する必要があるし、そのジャージを着るにふさわしい監督と選手でチームを構成しなければならない」