ベニテス就任100日経過! 待っていたハードな5つのエピソード

デ・ヘア問題、モウリーニョの口撃を喰らった100日

デ・ヘア問題、モウリーニョの口撃を喰らった100日

受難の日々は続く photo/Getty Images

ラファエル・ベニテスがレアル・マドリードの指揮官に就任してから100日が経過した。レアル・マドリードのファンだったと語ったベニテスは、ここまでリヴァプールやインテルを経験し、ようやく憧れのクラブで指揮を執ることになった。しかし、ここまでの100日は苦難の連続だった。その難しかったいくつかのエピソードを『アス』が振り返っている。

1.イケル・カシージャスの退団

クラブの英雄であるカシージャスが退団したことで、チームに新たなリーダーをもたらす必要があった。現在はセルヒオ・ラモスが務めているが、そのラモスも今夏にクラブとの契約延長交渉が長引き、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が盛んに噂された。1歩間違えばベニテスはリーダーを2名同時に失っており、チームの骨格が壊れてしまう恐れもあった。

2.デ・ヘアが来なかった

カシージャスと入れ替わる形で加わる予定だったデ・ヘアを思わぬ形で取り逃がし、守護神はケイロル・ナバスに任せることになった。クラブのGKを巡る補強はスマートとは言えず、戦力になるか分からないキコ・カシージャを獲得し、守護神に指名されたナバスもクラブに疑問を持ったままだろう。ベニテスとしては、クラブの失態で苦しいGK事情を抱えてシーズンをスタートすることとなった。

3.クリスティアーノ・ロナウドにメスを入れる

レアルで302試合出場313ゴールの怪物を、ベニテスは世界最高の選手と宣言しなかった。ベニテスはロナウドからベイルへと中心選手を移行させようと動いており、その影響からかロナウドはゴール欠乏症に陥っている。ロナウドには来夏PSGへ移籍する噂も出ており、ベニテスは30歳になったロナウドにメスを入れる難しい役割を任せられることになった。代わりにベイルに自由を与えたが、プレシーズンではなかなかゴールが決まらない苦しい時間を過ごした。

4.モウリーニョの影

インテル、チェルシー、そして今回のレアルと、ベニテスはリヴァプール監督時代に犬猿の仲となったジョゼ・モウリーニョの率いたクラブで仕事をすることが多かった。これにベニテスの妻が「夫がモウリーニョの尻拭いをしている」との発言をし、モウリーニョからは「妻はベニテスのダイエットに気を配った方がいい」などといった反撃を受けた。前任のカルロ・アンチェロッティがモウリーニョの作ったチームを大きく変更しなかったのに対し、ベニテスは前述したようにベイルを中心に据える戦い方を模索している。これで結果を残せなければ、再びモウリーニョを絡めた批判を浴びるだろう。

5.補強に差があった

第二次フロレンティーノ・ペレス体制になってからというもの、新監督には必ずと言っていいほどスター選手のプレゼントがあった。2009年にマヌエル・ペジェグリーニ監督が就任した際にはベンゼマやシャビ・アロンソ、2010年に就任したジョゼ・モウリーニョにはメスト・エジル、アンヘル・ディ・マリア、サミ・ケディラ、2013年のアンチェロッティにはイスコ、アシエル・イジャラメンディ、ガレス・ベイル、今回のベニテスはダニーロ、マテオ・コバチッチと、例年に比べると少し寂しい。大きな補強を必要とするポジションが少ないことも関係しているが、ベニテスの望んだベンゼマとポジションを争えるストライカーをクラブは獲得しなかった。

同メディアが紹介したのは上記5つだ。確かにデ・ヘアの獲得を巡ってGKのポジションが搔き回されたのは不運だった。ナバスも優秀なGKだが、今回の一件がそれぞれの選手に与えたメンタル的なダメージは大きい。ベニテスとしてはクラブの失態を被る格好となり、何らかの形で影響してくることもあるだろう。カシージャス移籍、来夏の移籍が噂されるロナウドとクラブが1つの過渡期にある中で監督に就任したのも、彼の仕事を難しくさせる要因だ。

就任後100日の中で難しい局面を経験したベニテスだが、これはまだまだ序の口だ。ここから更なる厳しい日々が待っている。

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