ユーヴェ開幕2連敗は本当にピルロらの退団が影響しているのか

昨季から2人は絶対的な選手ではなかった

昨季から2人は絶対的な選手ではなかった

退団の穴は修復不可能ではない photo/Getty Images

今夏にFWカルロス・テベス、MFアルトゥーロ・ビダル、MFアンドレア・ピルロが退団したユヴェントスは、その影響を感じさせるかのように開幕2連敗を喫した。敗因はピルロの展開力が無くなったからといった意見や、テベスの得点力が無くなったからというものもある。確かにどれも昨季にはあって、今季にはない特別なものだが、2連敗の原因は本当に3人が抜けたからなのか、『ESPN』は疑問を呈している。

「ピルロのパスワークはチームの攻撃の出発点だったし、ビダルのハードワークも実に効果的だった。しかし昨季を思い返してほしい。ピルロとビダルは昨季のチームにとって絶対に外せない選手だったわけではない。ユヴェントスが2人の不在を感じたのだとすれば、それは心理面での問題だろう」

「ビダルはアントニオ・コンテが率いていた時ほど好調ではなかったし、何より昨季は何度か負傷でチームを離脱している。膝に問題を抱えており、ワールドカップの前には手術も受けている。それにストライカーの背後にビダルを配置するやり方が正しかったのかも分からない」

確かに同メディアが指摘する通り、昨季のビダルは前年よりも得点数が10減っている。ポジションは昨季の方が高い位置となったが、それほど機能していなかったのかもしれない。

「ピルロも同じだ。彼は明らかに衰えを見せており、昨季にピルロの代役はクラウディオ・マルキジオで大丈夫だと証明したはずだ。現にチャンピオンズリーグのボルシア・ドルトムント戦では、ピルロが不在の中3-0で完勝を収めている。マルキジオのスピード、強さがアンカーとして機能することが分かったはずだった。現在彼は負傷で欠場しているが、戻ってくればユヴェントスの中盤は落ち着きを取り戻すだろう。ビダルの代わりもマリオ・レミナがいる。彼はあらゆるポジションでプレイが可能であり、守備能力は世界からも高い評価を受けている」

ただし、ここにカルロス・テベスの名前はない。昨季のテベスは重要な試合でゴールを挙げており、今のところ彼の代わりを1人でこなせる者はいないだろう。今夏に獲得したマリオ・マンジュキッチ、エルナネス、パウロ・ディバラ、シモーネ・ザザ、ファン・クアドラードの総力を結集して穴を埋めなければならない。

同メディアの指摘通りであれば、マルキジオやサミ・ケディラが復帰すればチームは落ち着きを取り戻してくるだろう。テベスの問題さえクリアできれば、再びユヴェントスが優勝候補筆頭となってくるはずだ。

記事一覧(新着順)

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

最新号を無料配信中!
電子マガジン「ザ・ワールド」
No.240 V字回復への処方箋
theWORLD(ザ・ワールド)は世界中のサッカーを網羅する、日本初のスマートデバイス対応フリーミアム 電子マガジン!

雑誌の詳細を見る

人気記事ランキング

INFORMATION

記事アーカイブ