ウェールズの勝利と、進む「ベイル依存症」

全9ゴールの内の6ゴールを決めているベイル

全9ゴールの内の6ゴールを決めているベイル

キプロス戦の得点もベイル photo/Getty Images

ウェールズ代表は4日のキプロス戦に1-0で勝利し、勝ち点17でグループB首位を守った。もはや本大会出場は目の前まで来ていると言っていい。MFアーロン・ラムジーやFWガレス・ベイルが中心選手なのは間違いないが、MFアンディ・キング、DFアシュリー・ウィリアムズら優秀なタレントも揃っている。

しかし『マルカ』は、ウェールズが勝ち進むにつれて「ベイル依存症」が露見していると伝えた。今回のキプロス戦もベイルの決勝ゴールで勝利し、6月のベルギーとの大一番でもベイルの1点を守り抜いて勝利している。中盤にはアーセナルのラムジーやボーンマスのショーン・マクドナルド、レスター・シティのキング、DFにはスウォンジーのウィリアムズ、トッテナムのベン・デイヴィスといったプレミアリーグで活躍する選手がいるが、FWにはプレミアリーグでプレイする選手がいない。周りのポジションに比べて格段に落ちるというわけではないが、やはり得点力には課題がある。

攻撃の大部分をベイルに頼っているのはデータも証明しており、EURO予選7試合でウェールズは9ゴールを挙げているが、そのうちベイルが挙げたのは6ゴール。さらにウェールズ代表のここ22試合で、ベイルは15ゴールを挙げており、やはり得点部分をベイルに頼っている感は否めない。

一方でグループのライバルであるベルギーはチームで16ゴール、イスラエルも14ゴール、キプロスですら12ゴールを挙げており、首位のウェールズは5位のボスニア・ヘルツェゴビナと並んでワースト2位のゴール数だ。それでも首位を守っているのは7試合で失点が2とグループ最少に抑えているからであり、守備面はチームとして機能していると言っていい。

チームがあってこそのベイルなのは間違いないが、本大会ではウェールズが試合を支配する展開はほとんど来ないはずだ。チーム全員で守る時間が増えると思われるが、その時ベイルに得点のすべてを任せるのか。躍進の中にも課題はある。

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