ベイル、ラムジーだけじゃない! ウェールズ代表の強さの秘訣

長きにわたって作り上げたチームが実を結ぶ

長きにわたって作り上げたチームが実を結ぶ

キプロスを破ったウェールズ代表 photo/Getty Images

サッカーファンにとってイギリス=イングランド代表といったイメージがあるが、いま予選を盛り上げているのはウェールズ代表だ。レアル・マドリードFWガレス・ベイル、アーセナルMFアーロン・ラムジーを中心にしたチームは、現在EURO予選グループBで首位に立っている。ウェールズがEURO本大会に出場すれば、1958年以来の国際主要大会出場ということになる。

では、EURO予選でもワールドカップ予選でも敗退が続いてきたウェールズがなぜ強くなったのか。『BBC』は、本大会でも台風の目になりかねないウェールズの強さが成熟度にあると伝えた。現在のチームは長い間メンバーに大きな動きがなく、チームメイトも互いの動きを熟知している。この基盤を作ったのは2004年から2010年までウェールズを率いたジョン・トシャック監督だ。彼はアーロン・ラムジーやアンディー・キングといった若手を積極的に登用し、今のチームの基盤を作った。現在の主要メンバーで30歳を超えるのはスウォンジーでプレイするDFアシュリー・ウィリアムズとウエストハムDFジェイムズ・コリンズの2名のみで、チームの平均年齢は26歳程度になっている。

しかしトシャック監督が続けてきた若手登用により、平均年齢26歳と若いチームの大半が代表で豊富な経験を持っている。今回は負傷で呼ばれていないリヴァプールMFジョー・アレンも含めると6人の選手が40キャップを持っており、15選手が20キャップ以上の経験を積んでいる。若いうえに経験があり、チームとしても同じメンバーで長期間戦っていることが現在の強さに繋がっているのだ。

過去にはライアン・ギグスやクレイグ・ベラミー、イアン・ラッシュといった名選手も代表に入っており、決して今のベイルやラムジーが特別な世代というわけではない。しかし、ベイルとラムジーがサッカー選手として最も脂が乗っている時期に合わせるかのように、チームの成熟度も過去最高のものとなっている。トシャックの作ったチームが実を結ぼうとしているのだ。

ウェールズ代表は早ければ今週中にも予選突破を決める可能性があり、歴史的な瞬間は近づいている。成熟度が歴代最高に達しつつあるチームは、今大会どこまで行けるだろう。

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