移籍市場の最終日、FWアンソニー・マルシアルはリーグ・アンのモナコからプレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドに19歳という若さながら3600万ポンド(およそ66億7800万円)で移籍し、世界一高価なティーンエイジャーとなった。
だが、マンチェスター・ユナイテッドのキャプテン、FWウエイン・ルーニーは彼の存在を知らなかったようで、フランス代表でもあるチームメイト、MFモルガン・シュナイデルに「マルシアルって誰?」と尋ねたと、欧州の各メディアが伝えていた。
この報道を受けて、初招集されたフランス代表での記者会見でFWマルシアルは「ルーニーが私を知らないのは普通のこと。イングランドではなくフランスでプロデビューして、リーグ・アンで少しプレイしただけなのだから」と返し、謙虚な姿勢を見せたと英紙『メトロ』が伝えている。
さらに、「自分自身に8000万ユーロ相当の価値があるかはわからない。だが、余計な心配はしていない。価格は2つのクラブの間で決まるもの。19歳にしてはクレイジーな金額なのは確かだ。それが移籍市場。私には変えられない。ピッチ上で自分がその価値を証明することに集中したい」とコメントを残した。