シャルケの今夏の市場での目標は、チームを強化する選手の獲得とともに、MFケビン・プリンス・ボアテング(28)を放出することだった。しかし、市場最終日の8月31日まで待っても買い手がつくことはなく、ゲルゼンキルヘンに留まることになった。
独『ビルト』が伝えた所では、ボアテングにはスイス1部シオンが関心を示しており、最終日まで交渉が続けられていたが、交渉は破談になったようだ。これまでスポルティング(ポルトガル)、アル・イテハド(サウジアラビア)との交渉がメディカルチェックをパス出来なかったことで破談になってきた同MFだが、今回は移籍金の額がシャルケの要求に届かなかったことが原因となった。
ドイツ生まれのガーナ代表MFボアテングは、素行の悪さが原因で今年5月にシャルケとの契約を解除されていた。試合にも練習にも帯同しない選手であるが、所属は依然シャルケのままであり、今夏の放出に動いていた。