マインツの新エース誕生! 武藤がブンデス初ゴールを含む2ゴールで勝利に導く

交代時には大声援が贈られる

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3点目を挙げたマリと抱擁を交わす武藤 photo/Getty Images

日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツは29日、日本代表DF酒井宏樹、MF清武弘嗣が所属するハノーファーをホームに迎えてリーグ3節を行った。

前節ボルシアMGに勝利し、今シーズン初白星を得たマインツ。対するハノーファーは開幕から1分け1敗とまだ白星がない。熾烈な残留争いに巻き込まれた昨シーズンのような低空飛行を避けるためにも、序盤に白星が欲しいところ。武藤、酒井が先発メンバーに選ばれ、先日負傷離脱から初となる練習に参加した清武は大事を取ってベンチ外となっている。

マインツはいきなりアクシデントに見舞われる。5分、ボランチのファビアン・フライが負傷で交代を余儀なくされ、ラザが入る。シャルケに移籍したヨハネス・ガイスの後釜として獲得したフライを欠いてこの後85分を戦わなくてはならなくなった。

ハノーファー酒井が攻撃で見せ場を作ったのは12分。CKからゴール前で打点の高いヘディングシュートを放ったが、これはGKカリウスの正面となった。
試合が動いたのは15分。攻め込んだマインツは1トップに入った武藤が一瞬の加速でディフェンスラインの裏に抜け出すと、左サイドハーフのハイロはこれを見逃さなかった。完璧なスルーパスを受けた武藤はすかさず左足を一閃、グラウンダーのシュートがゴールに収まり、ブンデス初ゴールとなる先制点を挙げた。一連の動きは2シーズンで27ゴールを挙げた岡崎を思わせる、ストライカーのゴールだった。

前節ボルシアMG戦で後半2度の決定機を外してしまい、批判に晒される武藤だが、この試合でその2本を帳消しにする。28分、左サイドからのCKをベルが落とすと、これをフリーで待っていた武藤が頭で合わせ、2点目をゲット。ゴールエリアに多数のDFがいながら武藤をフリーにしていたハノーファーは集中力に欠けていた。前半はマインツが武藤の2ゴールでリードを奪い、そのまま終えている。

ハノーファーは後半からFWの2枚を代えて攻撃の立て直しを図る。ベック、クラウスに代えてマクシマン、カラマンを投入した。

この試合で2ゴールを挙げた武藤だが、得点以外の攻撃でも高い貢献をしていた。自慢の走力を活かして前半から積極的にボールホルダーにプレッシャーをかけ、相手のミスを誘発。46分のマインツの3ゴール目のシーンでも、左サイドでしつこくボールを追いかけ、パスミスに繋げる。このボールをカットしたユヌス・マリはドリブルでボールを運び、冷静にゴールネットを揺らした。

この後の時間帯はややハノーファーが息を吹き返し、サリフ・サネのミドルシュートなどマインツのゴールに迫ったが、あと一歩で得点には至らない。
ゴール、そして献身的なハードワークで100点満点の活躍を見せた武藤は88分に同ポジションのニーダーレヒナーとの交代でピッチを後にする。交代の際にはホームのサポーターから大きな拍手が贈られ、マルティン・シュミット監督からは笑顔で迎えられた。それは、武藤嘉紀がドイツで認められた瞬間だった。

試合はこのままマインツが3-0で勝利を収め、2連勝を飾っている。同日左サイドバックのレギュラー、パク・チュホのドルトムント移籍が発表されるなど、今夏は戦力の流出が激しい同チームだが、パフォーマンスは確実に向上していると言えるだろう。

[メンバー]
マインツ:カリウス、バログン(→ ブロジンスキ)、ベングトソン、ベル、ブンガート、フライ(→ラザ 5)、バウムガルトリンガー、マリクレメンス、ハイロ、武藤(→ニーダーレヒナー 88)

ハノーファー:ツィーラー、酒井、シュルツ、マルセロ、ゾルク、サン、プリブ、シュミデバッハ、クラウス(→カラマン 46)、ベック(→アクシマン 46)、ベンスホップ

[スコア]
マインツ 3-0 ハノーファー

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