別のストライカーを連れてこないとマンUは得点力不足に陥ると批判されてきたFWウェイン・ルーニーは、チャンピオンズリーグ予選プレイオフのクラブ・ブルージュ戦でハットトリックを達成した。マンUにとってブルージュは格下だが、それでもルーニーのハットトリックは周囲の雑音をかき消すには充分な結果だった。
開幕からゴールがなかったことについて、ルーニーは少しナーバスになったと認めながらも、必ずゴールを決められると信じていたようだ。同選手のコメントを『デイリー・スター』が伝えている。
「正直に言うと、僕に強いメンタルがなければ批判に負けていたかもしれない。心配はしていなかったよ。まだシーズンは始まったばかりで、僕はチャンスがあれば決められるからね。この試合で僕にゴールが生まれたことはすごく嬉しいし、もっと重要なのはこの勝利がチームにとって大きなものだったということだよ」
また、この試合ではここまでベンチを温めていたMFアンデル・エレーラもゴールを決めている。なかなかルーニーにゴールが生まれない中、プレミアリーグ第2節アストン・ヴィラ戦のMFアドナン・ヤヌザイ、ブルージュとの第1戦でのMFマルアン・フェライニ、そして今回のエレーラと、ファン・ハール監督の起用がぴたりと当たっている。当然彼らのゴールはポジションを争うライバルに大きな刺激を与えたはずで、新加入組も気を引き締めたことだろう。