ただ出場するだけでは済まない!? 乾の移籍金はエイバル史上最高額!

小さなクラブの救世主として寄せられる期待

小さなクラブの救世主として寄せられる期待

フランクフルトで活躍したMF乾貴士 photo/Getty Images

ブンデスリーガのフランクフルトから、リーガ・エスパニョーラのエイバルに移籍金30万ユーロで完全移籍を果たしたMF乾貴士には、エイバルのサポーターから大きな期待を寄せられている。

エイバルというクラブはスペイン北部のバスク地方にある、人口3万人にも満たない小さな街を拠点とする。2014-15シーズンはクラブは1940年の創設以来初めて1部リーグでプレイし、降格圏の18位でシーズンを終えた。だが、13位だったエルチェが財政難の影響でLFP(スペインプロリーグ機構)から2部降格を命じられ、スペイン1部で最も予算の少ないエイバルが残留を果たした。

そんなクラブがウイングや、トップ下で起用できる汎用性の高いアタッカーとしてMF乾貴士を獲得。地元紙「ノティシアス・デ・ギプスコア」は、「日本人、乾貴士はエイバルの歴史上、最も高額で契約した選手」という見出しで報じ、その移籍金から大きな期待度がうかがい知れる。

これまでの最高額の選手は昨年夏にバルセロナBから加入したFWダニエル・ニエトで、エイバルはバルセロナに7万5000ユーロを支払った。だが、ダニエル・ニエトは2014-15シーズンに先発出場は1試合のみと思うような活躍を見せられず、今夏ギリシャのシュコダクサンティに移籍した。

同紙は「乾貴士はスペインのサッカーを知らないのと、スペイン語を理解できないのが最大のハンディキャップになる」とし、「予算の少ないエイバルにとって、27歳の乾貴士と3シーズンの契約を結ぶのは大きな賭けだ」と伝えたが、言葉やサッカーに関してはアシスタントコーチのサポートを受けられるだろうと見込んでいる。

また、エイバルのスポーツディレクター、フラン・ガラガルサ氏は「乾は4シーズンをドイツで過ごし、欧州サッカーの基本的なスピードを理解している。私たちは彼が順応していると評価し、長く複雑な交渉に多くの時間を費やした」とし、エイバルの会長であるマキシマム氏も「乾貴士はアジリティがあってインテンシティも高く、守備でも貢献するプレイヤーだ」と、才能を高く評価した。

果たして、乾貴士はエイバルのサポーターから寄せられる期待に応えることができるだろうか。

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