守備の安定とは裏腹に攻撃が機能しないマンU、ニューカッスル戦の4つのポイント
ルーニーの動きに疑問も
開幕3試合のマンUで印象的なのは、守備の安定感だろうか。スコアレスドローという結果はニューカッスル相手に勝ち点を取りこぼしたとも考えられるが、リーグ戦3試合で未だ無失点というのは評価に値する。『デイリー・ミラー』はニューカッスル戦でピックアップすべきポイントを4つ挙げており、この試合での収穫と課題について触れている。
DFラインの安定
昨季のマンUは守備面が実に脆弱だった。右サイドバックのラファエルと左サイドバックのルーク・ショウが揃って負傷離脱し、本来サイドバックを本職としていないアントニオ・バレンシアらを起用せざるをえなかった。しかし今夏にマッテオ ・ダルミアンを補強し、ショウもここまでパーフェクトなプレイを見せており、獲得時に支払った2700万ポンドの価値を徐々に感じさせている。DFラインの安定感はタイトル奪取へ向けた好材料となるだろう。
シュバインシュタイガーのパフォーマンスが低調
ファン・ハールはマイケル・キャリックではなく、バスティアン・シュバインシュタイガーをスタートから起用したが、動きに鋭さがなかった。近年膝の負傷で苦しんでいたこともあるが、わずか1時間しかプレイできずにキャリックと交代したのは小さな驚きでもあった。サポーターはシュバインシュタイガーに拍手を送ったが、熱狂的に迎え入れてくれたサポーターを満足させるだけのパフォーマンスを今後見せなければならない。
ヤヌザイが生まれ変わった
昨季はファン・ハールの下で苦しんだ選手の1人だったが、ここまでCLプレイオフも含めて3試合連続で起用されており、徐々に信頼を掴みつつある。ウェイン・ルーニーの後方で10番の役割をこなせることを証明し始めており、昨季の不振を払拭しようとしている。
ルーニーの起用法を考え直す必要性
今季から本職の最前線でプレイするルーニーだが、ここまでゴールを挙げることは出来ていない。ファン・ハールはシーズン20ゴールを達成できると信じているが、そのためには起用法を考え直す必要がある。現在ルーニーは試合に影響を与えようと中盤まで下がってくることがあるが、この動きをなるべく減らさなければならない。チームメイトはルーニー抜きでも攻撃を構築し、チャンスを提供できるようにすべきだ。もしかするとルーニーは2列目で起用した方が良いのかもしれないが、新しいストライカーを連れてこない限りは彼が最前線を務めることになる。ただ、ルーニーのゴールがマンUの攻撃を活性化させるものになるのは間違いない。
守備が安定したのか、そう見えるだけなのか、ここまで無失点が続いているのは良い傾向だ。後は攻撃陣の爆発を待つのみだが、今回のように格下からの取りこぼしが続くとタイトルを争うのは難しくなる。攻撃陣がいつ機能するのか。今回のドローは結果以上にファン・ハールに不安を与えるものとなったかもしれない。