マンチェスター・ユナイテッドに加入すると思われていたバルセロナFWペドロ・ロドリゲスだが、最終的にはチェルシーと合意に至ったとされている。
マンUはエド・ウッドワードCEOがバルセロナへ向かい、スーペル・コパ終了後の獲得の成立を目指していた。しかし『デイリー・ミラー』はウッドワードCEOが手ぶらでマンチェスターへ帰ることになったと伝えており、ペドロがマンUを蹴った理由を説明している。
同紙によると、ペドロはプレミアリーグへの挑戦へ向けて過去にバルセロナでプレイしていた選手の動向を気にしていたという。チェルシーでチームの大黒柱として活躍するセスク・ファブレガスに対し、マンUへ加入したビクトル・バルデスはファン・ハール 監督から厳しい仕打ちを受けた。これがペドロの印象を悪くしたようだ。
マンUは今夏に豪華な補強を行ったが、ファン・ハール監督の意向に従わなかったバルデスは半ば無視されたような状態になっている。まさかファン・ハール監督もバルデスの扱いがペドロの獲得に影響を及ぼすとは考えてもいなかっただろうが、お金を積むだけで解決する問題ばかりではないということかもしれない。
バスティアン・シュバインシュタイガー、モルガン・シュナイデルラン、メンフィス・デパイと大物の確保には成功したが、市場で空回りするマンUの姿は例年と変わらないように思える。『デイリー・メール』は過去にマンUがガレス・ベイル、セスク・ファブレガス、ヴェスレイ・スナ イデルと大物の確保にことごとく失敗したと伝え、今夏も同様にセルヒオ・ラモス、ダニエウ・アウベス、ペドロ・ロドリゲスの獲得に失敗したと紹介。
現在追っているバイエルンFWトーマス・ミュラーの獲得も失敗すれば、今夏もメディアを騒がせるスター選手の獲得には失敗したといえるだろう。果たして今の戦力で充分か。充分と答えるファンは多いだろうが、マンUは明らかに物足りないと感じているはずだ。