17日、ミランはTIMカップ3回戦でペルージャと対戦し、本田の1ゴール1アシストの活躍で2-0と勝利を収めた。今季初の公式戦としては良い滑り出しとなったが、後味の悪い一幕もあったようだ。
ミランは後半35分にこの試合の2点目を決めたFWルイス・アドリアーノを下げ、MFアレッシオ・チェルチを投入。しかしミランサポーターはチェルチに対してブーイングを浴びせた。これにはシニシャ・ミハイロビッチ監督も苦言を呈している。
「まったく理解出来ないね。試合後ならまだしも、選手たちはチームのために全力を出しているんだ。なぜミランのサポーターが自分たちの選手にブーイングするんだ。スタジアムに来たのなら応援しなければいけない」
チェルチは今年1月にアトレティコからのレンタル移籍でミランに加入したが、結果を残すことができなかった。同選手はサイドを主戦場とする選手であり、今季のミランが4-3-1-2で戦う場合はモナコへ移籍したエル・シャーラウィ同様に本職の場所がなくなることになる。
チェルチは現段階ではミランに残留することになっているが、サポーターの信頼を得られず、苦しい立場にあるようだ。