先日セリエAのローマからACミランに移籍したU21イタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリ(20)。下部組織から過ごしたローマとの別れを早々に決断したことは過激なことで知られるサポーターの感情を逆撫でしたようだ。
伊『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えたところによれば、ミラン移籍が決まった翌日の12日、ローマにあるロマニョーリの実家の壁にスプレーで殺害予告と見られる文章が書かれたようだ。そこには「ロマニョーリはラツィアーレだ。間もなく葬式が行われるだろう」というローマを退団した同選手を宿敵ラツィオの選手と同じく憎むべき対象と見ていることが窺われるメッセージがスプレーで書きなぐられていたという。
ユース上がりの選手だけに、トップチームでレギュラーを勝ち取ろうという気概を見せずにミラン移籍を選んだことに失望したファンが多かったことは理解できるが、このような過激な行動は許されることではない。ピッチ外での選手に対するリスペクトの欠如は、イタリアサッカー界が抱える深刻な問題だ。