16歳デビューのオックスフォードは成功者の道を歩めるか? 若くしてプレミアデビューした選手10名のその後

期待されたほど活躍できなかった選手も……

期待されたほど活躍できなかった選手も……

ラムジーと競り合うオックスフォード photo/Getty Images

8日に開幕したプレミアリーグで1つの話題となったのが、ウェストハムMFリース・オックスフォードだろう。同選手は16歳と236日でプレミアリーグデビューを飾り、同リーグの歴史の中でもかなり若い部類に入る。オックスフォードはアーセナルのエジルに満足な仕事をさせず、驚きや称賛とともに話題になっている。

これを受けて『ESPN』は、過去に同選手と同じ年代でデビューを飾った選手を10名選び、その後のキャリアを紹介している。デビューしたのは素晴らしいことだが、本当の勝負はここからだ。

1.ジョゼ・バクスター(エヴァートン FW 16歳と191日)

6歳でエヴァートンと契約した超有望株のバクスターは、08-09シーズン開幕戦のブラックバーン戦で途中出場を果たし、デビューした。しかしその後は全く成績を残せず、エヴァートン退団後はプレミアリーグでプレイしていない。今年5月には薬物検査に引っ掛かり、長期の出場停止処分も受けている。転落した代表的な例かもしれない。

2.ジェームズ・ヴォーン(エヴァートン FW 16歳と271日)

同じエヴァートンユース出身だったことからFWウェイン・ルーニーと比較されてきたヴォーンは最高のスタートを切った。何とデビュー戦でゴールを決めたのだ。これは現リヴァプールMFジェイムズ・ミルナーが持っていた16歳と357日を更新するものだった。しかし現在はバクスターと同じく、プレミアリーグではプレイしていない。

3.アーロン・レノン(リーズ・ユナイテッド MF 16歳と129日)

イングランド代表としても活躍したレノンは2003年のトッテナム戦でデビュー。その後リーズが財政難に陥ったこともあり、トッテナムへ移籍。デビュー戦の対戦相手となったトッテナムで価値を高めたのも印象深い。現在はクラブから不要な選手としての扱いを受けているが、成功を収めた選手の1人といえるだろう。

4.マイカ・リチャーズ(マンC DF 17歳と120日)

経験が必要とされるDFで17歳という若さは珍しい。リチャーズは抜群の身体能力で良い守備を見せることもあるが、同時に凡ミスをしてしまう悪癖もあった。また、タイミングの悪い時期に怪我が重なったこともあり、右サイドバックのポジションをパブロ・サバレタに奪われてしまった。そのまま取り返す事ことはできず、現在はアストン・ヴィラに所属している。

5.ラヒーム・スターリング(リヴァプール FW 17歳と107日)

15歳のときから話題となっていたスターリングは、リヴァプール史上2番目の若さでデビュー。その後13-14シーズンに大ブレイクした。今夏はマンCへの移籍騒動で少し印象の悪い時期を過ごしたが、4900万ポンドもの移籍金が20歳の若者に支払われたのだ。今後は分からないが、ここまでは素晴らしい成功例といえるだろう。

6.ジャック・ウィルシャー(アーセナル MF 16歳と256日)

ウィルシャーは長年アーセナルでプレイしている選手と感じるが、まだ23歳である。しかし、今までウィルシャーのベストを見たことがあるだろうか? ウィルシャーは度重なる負傷に悩まされ、ポテンシャルを最大限に発揮できていないかもしれない。負傷が無ければもっとハイレベルな選手になっていたことだろう。

7.テオ・ウォルコット(サウサンプトン FW 16歳と143日)

ウィルシャーと同様に負傷に悩まされている選手の1人だが、デビューはアーセナルではなくサウサンプトンだ。その後アーセナルが同選手に目を付け、24億円近い移籍金を支払って獲得した。これだけ長くアーセナルに所属していながら、なかなか自身が望むセンターフォワードで起用されなかったのも印象深い。

8.ジェームズ・ミルナー(リーズ・ユナイテッド MF 16歳と309日)

レノンと同じく、リーズでデビューした選手だ。1か月後には初得点も決め、当時ウェイン・ルーニーが保持していた16歳と360日の記録を塗り替えた。その後リーズの財政難でニューカッスルに売却された。アストン・ヴィラでブレイクし、現在は早くもリヴァプールの中盤の主力として活躍している。

9.マイケル・オーウェン(リヴァプール FW 17歳と143日)

オックスフォードはまだ生まれていなかったが、ワンダーボーイことオーウェンは1998ワールドカップでアルゼンチン相手に強烈なドリブルシュートを披露。世界を驚かせた。リヴァプールでは1997年5月にデビューし、その翌年にはプレミアリーグ得点王に輝いたのだから、恐ろしい10代である。その後負傷に悩まされたが、イングランド史上最高クラスのストライカーだっただろう。

10.ウェイン・ルーニー(エヴァートン FW 16歳と293日)

この10人の中で最も安定したキャリアを送っているのがルーニーかもしれない。オックスフォード同様にプレミアリーグ開幕戦でスタメン出場し、17歳時にはイングランド代表にも選出された。マンUでも多くのタイトルを獲得し、代表でもイングランド史上最多得点選手となるだろう。

こうして見ると、エヴァートンはかなり積極的に若手を起用している。しかし成功例といえるのはルーニーだけで、若すぎるデビューも手放しで喜べるものではないようだ。

件のオックスフォードはこのまま消えていくのか、それともルーニーやミルナーのように息長く活躍するのか。若いだけに温かく見守ってあげたいところだ。

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