今シーズンからバルセロナの一員となったトルコ代表MFアルダ・トゥランにはまだ背番号が与えられていない。FIFA(国際サッカー連盟)による同クラブへの補強禁止処分が解ける来年1月までは正規のメンバーとして登録することが出来ないためだ。しかしながら、背番号は同MFにとってそれほど重要なことではないようだ。
「僕がトルコ代表に選ばれた時、14番を選んだ。父がヨハン・クライフのファンだったことがその理由だよ。でも、僕にとって背番号はそれほど重要なことではない。1月になったら決めるつもりだよ。メッシは僕に『もし君が10番を望むなら譲るよ』と言ってくれたよ」
トルコ『NTVスポル』のインタビューに対してアルダはそう話した。4年間在籍したアトレティコ・マドリードでは背番号「10」を背負ったアルダだが、バルセロナの10番から意外なオファーを受けたことを明かした。練習でもすでにチームに馴染んでいる様子が伝えられてきたアルダだが、エースのリオネル・メッシとも冗談を楽しめる仲になっているようだ。
アトレティコでは主にサイドハーフとして出場し、その類まれなドリブルのスキルで敵陣を切り裂いたアルダだが、バルセロナではポジションに関わりなくプレイすることを話す。
「僕はどのポジションでもプレイ出来る。そのためにハードワークするし、それがバルサとサインした理由でもある。戦うためにここへ来たし、チームを構成する歯車の一つになりたいと思っている」
近年のアトレティコの躍進を支えたアルダはバルサにどのような変化を生み出すだろうか。メッシとの共演も待ち遠しい。